・ 今では全ての不動産情報が データ化され、 AI が立地や 築年数 テナントの状況から適正な物件価格を算出し 事業計画 まで 作ってくれる。それでも人間の仕事があるのは AI では 地権者の家族関係・ 物件に対する思い入れ など、人間の非合理的な行動までは 読みきれないからである。 これが人間に残されたアドバンテージである(P25)
・イギリスは移民問題を解決するために 2016年に国民投票で EU からの離脱を決めたが、 実はその後の方が移民が増えた。 日本でも同様で 日本に 帰化した外国にルーツのある外国人も含め、 外国人比率は20%に近づき日本は着実に 移民国家への道を歩んでいる(P27)
・人口問題研究所の2023年推計では人口に占める65歳以上の高齢化率は2070年まで上昇する、 これから40年以上にわたって 労働市場から富を獲得できない人たちが増えていく。たとえ 実質賃金が増えても高齢化によって社会全体の 世帯所得は減っていくというのが 日本の未来の不都合な現実である(P42)
・世帯あたりの社会保障の拠出と給付の関係を見る、拠出は「税」「 社会保険料」に分けられる、受給は「年金 恩給」「 医療 介護」「 その他」に分けられる、 再分配 前の所得は384万円程度、 再分配所得467万、 実質所得283万円である(P44)
・ 高市 政権の責任ある積極財政は MMT( 現代貨幣 理論)に近い立場で、 その理論的根拠は国家の信用によって発行される主権 通貨を持つ政府は、自国の通貨を いくらでも発行できるので「自国通貨建ての支払いについては財政破綻しない」ということだとされる(P55)
・金利とは 「時間の値段」である これを タイムマシンの電車賃として説明する。 毎年100万円貯金して3000万円貯めるには 単純計算で30年かかる、ところが その頃にはもう子供たちは独立して家を出ている可能性もある。 ここであなたは「タイムマシーンがあったらいいのになあ」と言ってため息をつく、銀行は時空を超える タイムマシンをタダで使わせてくれないが これを使うには銀行に電車賃を払う必要がある、これが金利=時間の値段である。金利とは「 またなくてはいけない時間のコスト」と「返済されないかもしれない 信用リスク」を足したものである(P67,68,72)
・ 日銀の買いオペ とは、 通貨の発行量が増えることで、金利が下がる効果がある。 売りオペをすると 通貨の発行量が減り 金利が上がる(P89)
・平均的な65歳の年金生活者の資産ポートフォリオは、金融資産1500万円 、年金資産 3000万円、 不動産 資産 2,000万円である(P123)
・ 信用取引は素人が手を出してはならない ギャンブルとされているが、 不思議なことに 住宅ローンではマイホームを買うことには同じ 批判が受けられない。 不動産購入時の頭金は 一般に20%とされているので、レバレッジは5倍で株式の信用取引= 3.3倍より高くなる。 さらに異なるのは個人投資家が株式の信用取引をする場合 ほとんどは100万円程度であるが、 マイホームの場合は数千万の価格で あり 投資金額に数十倍の違いがある(P182)
・アメリカでは日本よりもはるかに リベラルな社会 で、 人種・ 国籍・ 性別・ 性的指向 などの属性によって採用・昇進・ 昇給を決めることができない。 そうなると評価の基準は本人の努力によって獲得できるもの すなわち「 学歴・ 資格・実績」という数値化 可能な 人的資本のみになる。 こうすると大卒と非大卒の間で学歴による格差が広がっていく(P248)