・デフレを懸念しなければいけない時期に日本はデフレを促進するための政策を実行してしまった、橋本・小泉政権が構造改革を断行した結果、日本経済は深刻なデフレに陥った、ミンスキー仮説を実証した(p8,45)
・産業革命をイギリスは成し遂げたが、私有財産制度の長いイギリスでは所有と経営の分離ができずに重工業に拡大できなかった、これを成し遂げたアメリカが第二次産業革命の覇者となった(p13)
・金融が発達した現代資本主義は、産業経済の領域と金融経済の領域の二つから成り立っていて、それぞれの領域において価格メカニズムがある(p22)
・所有と経営の分離(=金融資本主義化)は、2つの問題点を引き起こした、1)企業所有者が経営の現場から離れてしまうことによること、2)産業と営利の対立(p54)
・不況に対する処方箋は、1)政府による有効需要の創出、2)独占的な企業連合による競争の抑制(p63)
・株式とは、将来の生産から上がる収入を得る権利で、株価とはその収入の見込みと利子率とを決定して決まる(p86)
・資本主義の自壊の原因として決定的なのは、中産階級の家族の解体、中産階級は自己利益の拡大のためでなく自分の家族のために働き貯蓄する、それが経済発展を促す(p167)
・人間が将来に向けて行動するためには、1)慣習、2)個人の能力、3)動機の3条件が必要であり、これらは共同体によって整えられる(p196)