・シュンペータが述べる、イノベーションを妨げる要因について、1)資金、2)社会的環境が経済的行動を変えようとするときに反感を買う、3)個々人の胸の中にある、決まった行動様式の中で生きていくように作られている(p34)
・行動の人は、需要に応じて供給するだけでなく、自ら需要を創造する(p38)
・資本主義の特徴とは、1)物理的生産手段の私有、2)私的利益と私的損失責任、3)民間銀行による決済手段(手形あるいは預金)の創造=無から貨幣を創造する民間銀行という機関の存在(p77)
・経済の中に貨幣が供給され、それによって実物資産が動いて「需要>供給」になって初めて、デフレからインフレへと転じる。日銀の当座預金をいくら増やしても、新たに事業をやりたいという企業の需要がなければ、貨幣は供給されず、実物資源が動くこともない、経済は成長しない(p89)
・企業はインフレ期は、企業貯蓄率はマイナスであったが、1998年にデフレになって以降、企業貯蓄率はほぼ一貫してプラスである、これは20年にわたって資本主義の機能が停止したようである(p102)貸出が預金という貨幣を創造する、という信用創造がある(p107)
・財政健全化は、デフレ圧力を発生させる、すべての企業が債務を完済し、さらに政務も債務を完済してしまうと、貨幣がこの世から完全に消えてしまうことになる(p109)財政赤字や政府債務は減らした方がいいというものではない(p110)それどころか、デフレで貨幣の流通量が不足している時は、政府は債務を増加して(=信用創造を増やす)赤字財政支出(=貨幣供給)させた方がいいことになる(p110)
2025年3月15日読破(3章まで)