・ユーロの失敗はギリシア、スペイン等の経済失墜が原因でなく、欧州中央銀行の金利政策(引下げ)である(p5)
・中国は自由闊達なプライベート部門が希薄、重要産業には自由競争が不在、資本主義でも市場経済でもなく、国家統制国有企業優先メカニズムが機能する(p7)
・高速道路は寒村僻地にもつくる、新幹線(北京ー上海)は営業開始1週目で乗車率2割で赤字(p8)
・新幹線の新駅は、旧市内からアクセスが悪すぎる、北京西駅や上海虹橋駅も同様、ただし上海ー南京、上海ー杭州は異なる(p28)
・北京ー上海間の新幹線工事費(4兆円)は、世界最大の三峡ダムよりも多い(p35)
・水力ダムは全土に22万あり、そのうちの2万数千は決壊している、2010年7月の豪雨では、毎秒7.9万トンの放水をしたとき、水しぶきが150メートルとなった(p39)
・中国は中央銀行と財務が直接、債権回収機構を設立して、不良債権を買い取り国有銀行の帳簿を身軽にした、バランスシートを綺麗にして3つの大手銀行は香港に上場した(p57)
・日本の銀行は株式は100%取引されるが、中国の銀行は大半の株式を依然として国家が保有しているので、市場では30%しか取引されない、外貨準備から資金投入される(p62)
・中国の1人あたりGDPが2030年までに1.6万ドルになる前提条件として、内需拡大・貯蓄抑制・消費促進等の改善が必要(p65)
・西側の企業が増資するのは工場の増設等の事由によるが、中国の場合は不良債権処理のため(p67)
・中国で工業化に成功した都市(大連、天津、青島、福州、アモイ、上海、杭州等)は天然の良港をかかえる前提条件があった(p73)
・中国都市部でバブルが崩壊しても、これからバブルが開始する地方(黒竜江省、吉林省、遼寧省の東北三省)がある(p96)
・黒竜江省では、工員の給料はベテランでも3000元、女給見習いは月500元(p102)
・中国で「愛人」は女房、「情人」が愛人、「セフレ」は情婦(p141)
・中国では、実際には1万人が海外移住して、4000億ドル前後が外貨準備から消えた(p146)
・過去5年間に人民元の対ドルレートは30%前後切り上げとなって、輸出競争力を失い、さらに賃金上昇が重なって浙江省の繊維産業は斜陽産業になった(p163)
・台湾中文大学教授の朗教授によれば、中国GDP成長率9.1%はウソで、本当はマイナス10%、インフレ率:6.1%も、16%とコメントしている(p178)
・ごまかしが難しい数字である、電力消費量、石炭消費量、コンテナ取扱高等を使うと、過去20年間のGDP平均成長率は、3-4%になる(p179)
・通貨供給がGDPの2倍近い、インフレをこれで抑える高金利政策がとれないとすれば、通貨人民元を引き下げざるを得ない(p213)