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世界のニュースがわかる!図解地政学入門

世界のニュースがわかる!図解地政学入門の写真

・地政学(地理の政治学)とは、地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること、であり、一言で定義してしまえば、「世界で起こってきた戦争の歴史を知ること」である(p16)

・アメリカは2013年9月10日に、オバマ大統領が、シリア問題に関するテレビ演説で「アメリカは世界の警察官ではない」と述べた(p21)

・自国が不戦を誓っていても、そうでない国が存在するとしたら、対抗策を取らざるを得ない場合もある。これが今まで繰り返されてきた、国際政治の常識である(p24)

・最も死者数の多かった戦争は、第二次世界大戦(5500万人)だが、人口調整後の順位は9位となる。調整後の一位は、安史の乱(3600万人、調整後:4億2900万人)である(p31)

・死者数を人口換算すると、上位8位までが19世紀以前の戦争(9位が第二次世界大戦)となる。(p32)

・民主国家は、独裁国家に比べて、戦争を起こす確率が絶対に低い、と言える。民主主義という政治システムは、根本的に戦争とは相いれないので(p34)

・貿易とは二国間で行われるが、A国とB国の貿易において、A国に赤字が続いた場合、A国は三つめのC国とB国の貿易を通じて貿易赤字が解消できる。A国の勝手な都合でC国を介在させることになるので、C国は植民地となる(p48)

・イギリスは、インドでアヘンを製造させ、そのアヘンを清に支払う銀の代わりに清に持ち込んだ。清の人々をアヘン中毒にすると、清からインドへ、アヘンの代金として銀が渡るようになり、インドがイギリスから綿製品等を買う事で、イギリスに銀が渡った(p50)

・1885年の天津条約(フランスと清)では、ユエ条約でフランスがベトナムを保護国としたことを認めること。1887年にはカンボジアを含む、フランス領インドシナ連邦を完成、1899年にはラオスも編入した(p56)

・1875年の日朝修好条規により、朝鮮は事実上、清の支配を脱して独立国家として開国した(p59)

・日本が日清戦争で優勢だったのは、イギリスが日英通商航海条約の締結により、日本を支援したから(p61)

・毛沢東は農村部に拠点を求め、1931年に江西省の瑞金に、中華ソビエト共和国臨時政府を樹立した(p66)

・朝鮮戦争において、日本の掃海隊は、機雷除去により国連軍は制海権を確保することができた(p72)

・韓国は現在、アメリカと中国の二股外交を続けているが、民主国家と独裁国家はまじりあわないので、成り立たなくなる(p76)

・ソ連のスターリン死後、批判がさかんに行われて、革命の在り方や社会主義の国家運営について中国とソ連が対立することになった(p80)

・原子力潜水艦は、燃料の心配なく長期間の連続航行が可能、電力により海水から酸素も作れる。現時点で最強の兵器であろう(p82)

・かつてフィリピンは、米軍を撤退させた途端に中国に進出された。もし沖縄から米軍がいなくなれば同様になるだろう(p86)

・第二次ロシア・トルコ戦争では、オーストリアがロシアを支持、イギリスとスウェーデンがオスマン帝国を支持した(p96)

・黒海方面では挫折したロシアであるが、英仏と清が戦ったアロー戦争に便乗して、1858(アイグン条約)1860(北京条約)で、ウラジオストク不凍港を獲得した(p116)

・1918年3月にソビエト政権は、単独でドイツと、ブレスト=リトフスク条約を締結。第一次世界大戦から離脱して、各国(フィンランド、バルト3国、ポーランド、ウクライナ)及び、オスマン帝国との国境に接する地域の権利も放棄した(p128)

・1999年から2009年にかけて、かつての東欧諸国(計11)が、NATOに加盟した(p142)

・ウクライナに西よりの暫定政権ができてしまったので、ぎりぎりの選択とshちえ、ロシアはクリミアを併合した(p145)

・ドイツに後押しされた、オーストリア=ハンガリー帝国のボスニア・ヘルツェゴビナ併合、ロシアに後押しされたバルカン同盟の締結は、バルカン半島に火をつけた(p159)

・オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、ロシア帝国が崩壊したことで、バルカン半島から東欧地域に多くの小さな独立国家が誕生した。これは、共産革命の影響を封じ込めようとする、防御壁に過ぎない(p164)

・EUとはすなわちNATO、ギリシアがEUから脱退することは、すなわちNATOが地中海沿岸の軍事同盟国を一つ失うことを意味する。ギリシア危機とは、実質、ヨーロッパの安全保障問題となる(p184)

・フロンティアに限りが見えたアメリカにとって、弱体化したスペイン帝国から太平洋の植民地を奪い取ったことは、新たなるフロンティアの発見であり、これば「世界の警察官」としての意識につながった(p193)

・第一次世界大戦へのアメリカの関与はそれほど大きくなかったが、戦乱に乗じる形で、カリブの二国(ハイチ=フランス、ドミニカ=スペイン)を手に入れた(p202)

・自由と民主主義を守る、という大義のもと、アメリカは共産主義を封じ込めようとしてきた。この大義と表裏をなしていたのが、太平洋やラテンアメリカにおける利権である。だからアメリカは、朝鮮半島・ベトナム・キューバに介入してきた(p220)

・アメリカは、自分の蒔いた種によってイラクのクウェート侵攻を招き、ひいては湾岸戦争を引き起こした(p222)

・1000人以上の戦死者を出した軍事衝突を戦争と定義した場合、第二次世界大戦後に、38の戦争が起きている。そのうち15回がアジアで起きている。それはアジアには民主主義国家が少ないから、といえる(p233、236)

・集団的自衛権の行使は戦争リスクを高める、というのは過去の戦争データを見ればウソ、国際社会では恥ずかしい意見となる。集団的自衛権は、戦争に駆り立てるものではなく、強い同盟関係を作っておく、けん制効果を高めるもの(p242、244)