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空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)

空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)の写真

中小企業の運送業者のトラックのタイヤが外れて、死亡事故を引き起こしてしまいました。原因調査は自動車会社が行い、整備不良とのこと、しかし運送業者側にはしっかりした整備記録があり、そのことに疑問を持った、主人公である運送業者の社長さんは戦うことを決意します。

事故を起こしたことで、主要取引先から取引を中止され、またメインバンクからは今まで一度も落ち度がないのに、貸付金の返済を迫られ、あげくに定期預金との相殺までされる始末。一方では、主人公の家庭でも色々問題が発生し、息をつく暇もないほど周囲の状況は悪化していきます。

その中でも、信念を貫いて只管努力していると、どこからともなくそれを助けてくれる人が現れるのですね。良い弁護士、状況を理解してくれる同業者にも巡り会えて素晴らしい体験をすることになります。

このような人達は報われる世の中であってほしいと、この本を読んで感じました。800ページを超える大作ですが、本当に面白い小説で、一気に読んだ気がします。