・全世界の大銀行や大企業が決済するための超短期資金(ドル)を日々やりとりするコール市場の金利(レポ金利)=現代の資本主義の心臓部、が2019年秋のある日、2−2.5%程度であったのが、一瞬にして10%となった。FRBは傘下のニューヨーク連銀に6兆円もの資金をたった一日の間に投入してなんとか抑え込んだ。この原因は、量的緩和(2008年以降継続している)と言われている(p18)
・日本の場合、金利上昇は2030年までにはやってくる、政府が破産すると円の価値が急速に下落する円安となる、円の価値は半分程度になるだろう(p19)
・2020年8月上旬時点で世界で導入された景気刺激策の総額は、20兆ドル=2019年の全世界GDPの20%あまりに相当し、前代未聞の規模といって良い(p65)
・ワクチンには、大きく分けてウイルスそのものを使った「従来型」とウイルスの遺伝情報の一部だけを体内に入れる「遺伝子ワクチン」があるが、現在各国で開発が先行しているのは「遺伝子ワクチン」である、これは今まで承認されたことも実用レベルでの実績もない(p69)
・まず更なるデフレに備えるべき、その時期は2022−25年頃であろうが、今度はインフレを大いに警戒すべきタイミングに入る。債券バブル崩壊、もしくは通貨価値の信認毀損という二択である(p88)
・老後2000万円問題とは、働いていない高齢夫婦世帯の平均的な収入と支出を比較して、毎月5万円足りないと指摘された、年金をもらい始めて20年では1300万円、30年では2000蔓延不足となる(p92)顛末は、2019年6月18日、政府は正式な報告書として受け取っていないことを理由に回答を拒否する答弁書を閣議決定した。9月25日には、金融審議会の総会では、報告書について議題としないことが決められた(p95)
・金融資産保有世帯で見ると、平均値が1537万円、中央値は800万円である、中央値が実態に近いので、一般家庭の金融資産は、数百万から1000万円程度が平均像であろう(p117)
・簡易生命表によれば、65歳の平均余命は、男性19歳、女性24年である、男は84歳まで生きる(p120)1955年生まれの50%生存年齢は、女性が95歳、男性が88歳、25%生存率は、女性100歳、男性94歳となっている(p121)
・GHQは戦争に関わった企業に懲罰を課すという意味で、戦時補償債務の支払いを認めなかった、戦時補償債務の支払いには100%の戦時補償特別税がかけられた(p150)
・ハイパーインフレの定義=月率50%=年率1万3000%である=物価が1年で130倍である、日本の戦後すぐのインフレは、1945−49年で物価は70倍、これは国家破産的状況である。ハイパーインフレのランキングは、1)ハンガリー1946年、15.6時間で倍、2)ジンバブエ2008年、24.7時間で倍、3)ユーゴスラビア1994年、1.4日で倍、4)ドイツ1923年、3.7日で倍、5)ギリシア1944年、4.3日で倍(p169)これらは劇症型である、ロシア・トルコ・戦後の日本は慢性型になる(p173)
・フランスと日本の違いは、フランスでは生まれてくる子供に占める婚外子は59.7%、日本は2.3%とその割合が低い(p199)フランスは両親ともフランス人である子供は激減している(p196)
・ローマ帝国が滅んだ理由して、1)ゲルマン民族の侵入に対応するための軍備増強に起因した歳出増、2)気候トレンドの温暖化から寒冷化へのシフトによって怒った作物の不作=歳入減、3)貨幣の改悪(銀含有量減)がある(p223)現在に置き換えると、社会保障費の増大(歳出増)、低成長の常態化(歳入減)、金融緩和=紙幣増刷(貨幣の改悪)(p224)
・社内債務国(日本)は真っ先にインフレ税を洗濯することがほとんど、インフレの社会コストが大きくなりすぎると今度は借金の棒引きに走る、日本で真っ先に警戒すべきはインフレ税である。専門用語では金融抑圧である、投資家が好ましくない金利、つまり現行のインフレの水準を下回る金利で債券を購入せざるを得ないと感じる状況を政府が作り出し、国の債務を減らすようにする、これは第二次世界大戦によって政府債務がGDPの2倍になったいイギリスで、1945年から30年間も行った、これが英国病であった(p234)