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2022――これから10年、活躍できる人の条件

2022――これから10年、活躍できる人の条件の写真

その本を読むことで、それまでの自分の考え方を大きく変えることになった本を、私のレビュー評価の中で星3つ(booklog評価では星5つの最高点)としていますが、この本はそれに該当するものです。

神田氏の本は社会人になった20年ほど前から読んできたと思いますが、彼が本の中で書いているように、初めての日本社会の将来を予測した本です。その予測が、マーケティングでよく使われる成長曲線や、10年ほど前に彼が本にまとめた「春夏秋冬理論」に基づくもので、日本の歴史は70年周期でみると類似性があるそうです。

おそらく数年から10年程度の誤差(これが私の年代には大きく影響しますが)はあるでしょうが、方向性は神田氏が指摘している通りだと感じました。この本は彼をFacebookでフォローしているので、2章までをWebで読むことができ、衝撃を受けました。

今までの考え方が通用しなくなるという経験は、私たちの祖先も何度もくぐり抜けてきたことなので、私も彼らに見習って、溺れることなく自力で泳ぎ切る覚悟を持とうと決心しました。

以下は気になったポイントです。

・未来とは選択であり、それは意志によって実現する、どんな予想外な障害が目の前に現れたとしても、それは私たちが描く未来を打ち砕くものではなく、加速化させる存在(p26)

・歴史とは、ランダムな出来事の連続で創られるのではなく、同じパターンの物語の繰り返しで創られる(p29)

・歴史はどう創られるかがわかると、未来をどう創られるのかについてもわかる(p37)

・4世代(志・能・公・商)がバトンタッチすることで、70年間でひとつの歴史サイクルをつくる(p38)

・2007年以降の私たちは、2015年からはじまる新しい時代を創るための、対話すべき時期にある(p44)

・文明が崩壊する原因は、戦争でも病気でも食糧危機でもない、歴史が大きなターニングポイントに差し掛かったときに、「引き継ぐべき価値観」と「捨て去るべき価値化」を見極められなかったどうかの違い、できるものは進化、できないものは滅亡(p45、134)

・今回の地震(311)で、日本列島が東南東方向に動いた、傾いたので、それを補正するためにさらなる地震が起きる、阪神大震災が開始とするとあと34年間(p55)

・江戸時代の「おかげまいり」は、1867年8月から始まり、12月に王政復古がなされると急速に収まる(p65)

・地域を愛するリーダーが多数生まれ、地域コミュニティが強くなれば、地震も犠牲も最小限に抑えられる(p71)

・デント氏の予測法を極めて単純化して言えば、景気は46-50歳の人口の増減によって決まる、人生で最もお金を使う年代だから(p87)

・現在の中国は35-44歳に大きな山があるので、2020-25年までは中国経済は大きく成長する(p90)

・高齢化社会においてイノベーションを支える市場は、高齢化にシフトする、日本が凄い(p107)

・iPhoneの導入期は2010年6-2007年6月の3年間、これがわかると成長期の終わりは2013年6月、成熟期の終わりは2016年6月とわかる、2011年10月に発売された4Sは成長期のど真ん中の商品(p126)

・各モデルのライフサイクルが最長期の3分の1になったときには、晩年になったサイン(p132)

・企業の寿命(最盛期)を調べると、1970年代:50年、1983年:30年、1997年:12.5年、2008年:10.5年である、会社のコンセプトがほぼ寿命を終えるのは、2024年、資本主義の形がこのころに終わる(p137)

・価値ある経験を社員に積ませることができなかったら、頭と手足しかない組織で手足が残る、「十年後は会社がなくなってもおかしくない」と中堅会社が危機を持つ理由(p145)

・48歳の著者が息子に与えるアドバイスとして、1)海外留学、2)英語、3)中国語(p158)

・なぜ外国人力士は日本語が話せるのか、路上のお土産物売りが、なぜ日本語ができるのか、それは話す内容を限定しているから(p160)

・現実は、ものの見方で変わってしまう、過去からの延長で現在をとらえるか、未来からのあるべき姿からの逆算で、現実をとらえているかで違う(p176)

・これまでの学習では情報を得ることが重視されてきたが、それが決定的に変わったのは2008年末、インターネット普及率が上限に達したから(p182)

・読書会がもたらす4つの成長ステージは、Information(個人能力アップ)、Interformation(チームの中で自分を知る)、Exformation(自分の世界を外に創り始める)、Transformation(共感者とつながる)(p195)

・時代が動くということは、いままでの日常との間にギャップが生まれるということ(p211)

・東日本震災以降、顧客が求めるのは、「共感」「優しさ」「つながり」といった「顧客との親近感」に変わった(p226)

・本当に熱中できる仕事に、リスクはない(p238)

・人生を7年毎に12のステージがある、無垢・孤児・戦士・世話役・探究者・破壊者・恋人・創造者・支配者・魔術師・賢人・愚者(p249)