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フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来 (上)

フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来 (上)の写真

・グローバリゼーション1.0(国のグローバル化)における世界統一を推進する原動力は、腕力・馬力・風力・汽力(蒸気機関)で、1800年頃迄(p22)

・2.0(企業のグローバル化)は、その後の2000年頃迄で、原動力は多国籍企業であり、輸送コストの軽減(蒸気機関、鉄道)及び通信コストの削減(電報、電話、パソコン、人工衛星、光ファイバー等)であった(p22)

・現在進行中の3.0の原動力は、個人・企業(特に小さい企業)がグローバルに力をあわせ、グローバル競争を繰り広げるという新しく得た力である、(p23)

・アメリカで最後まで残る創造的な仕事とは、合法的は節税・顧客との人間関係の管理等に限定される(p28)

・インドのコールセンターでは、親の退職時の給料よりも初任給のほうが高い場合が多い(p39)

・アメリカ等の英語圏諸国にとってのバンガロールと同じように、大連は日本のアウトソーシングの中心になっている(p54)

・大連では、総合大学や専門学校が合計22校あり、学生20万人、半分以上が工学、自然科学の学位を得ている、日本語を学ぶ学生も多い(p56)

・アメリカでは労働時間の一部または全部を自宅で仕事する人が、1650万人(1997年)から2350万人、16%(2004)へと増えている(p61)

・アメリカ軍においては、軍のヒエラルキーはフラット化した、無人操作機を操作する下級将校、下士官が大量の情報を知る立場にあり、決断を下す能力を持つようになったため(p62)

・自分を表現することは昔から行われてきている(洞窟の壁画、印刷機、タイプライタ等)が、パソコにによる表現は、デジタル形式でというのがポイントで、個人が多くの人々に広められるのが革命的(p84)

・世界最初のWEBサイトは、1991年8月6日にバーナーズ・リーによりアップされたもの、彼は独占権を行使せず、自由に使えるようにしたので広まった(p92)

・アメリカでは張り巡らされた光ファイバーが一般家庭にまで結ばれることはなかった、1996年の電気通信法改正がケーブル会社と電話会社の完全な競争を容認するものでなかったため(p111)

・インドでは昔は知的職業につくにはインドを離れるしかなかったが、現在ではインドにいながらにして世界に接続できるのでそれは不要になった(p186)

・Y2K問題があったため、インドにプログラミングの仕事をやらせるという流れが確立した(p193)

・ウォルマートを国の経済とみなすと、貿易額はロシア、オーストラリア、カナダをしのいで世界8位となる(p234)

・グーグルの成功は、世界の知識を個人が自分のものにできるという点で、「世界がフラット化した」といえる(p254)

・グーグルが利益を出せるようになったのは、ターゲットを絞った広告モデルにより掲載料を請求できるシステムをつくりあげたこと(p261)

・これからの電話は、距離や通話時間ではなく、音声通信にいかに付加価値をつけるかである、音声は無料になっていく(p275)

・今後の富と権力は、1)フラットな世界のプラットフォームに接続するインフラ、2)プラットフォームを活用するイノベーションを推進する教育、3)プラットフォームの利点を最大に引き出す政治体制、である(p290)

・電気を活用するには、蒸気機関(従来技術)を捨てるだけでなく、建物や組立ラインの再設計、電化に適した工場運営が行われるようになって初めて進歩した(p292)

・世界がフラット化すると、小市民に大きなことができるだけでなく、大人物も些細なことができるようになり、それがヒエラルキーを平にする(p347)

・ウォルマートは全従業員の45%を保険に加入させている、競合相手のコストコは、従業員の96%である(p349)