・外国人と話をする場合、どんなネタでも良いのであれば、自国の文化や歴史について述べるのが望ましい(p19)
・廃藩置県による最大の変化は、大名に代わる存在として、県や府に中央が人を送り込めるようになったこと(p30)
・廃藩置県において、その意味を理解して欧米と肩を並べられると理解できた開明的な感性を持っていたことが、欧米以外で日本が近代化に成功した要因である(p40)
・武士階級が自ら、時代遅れであることに気づいて行動し、自分たちの社会を変えたところが明治維新の凄さである(p48)
・情報ツールの発明と普及によって、文明は加速していく、これは歴史を見ていく上での重要なポイント(p53)
・日本最古の歌集である万葉集は、支配階級以外の普通の人がつくった歌も含まれていて、それが残っているのも画期的、これは万葉仮名があったおかげ(p58)
・カタカナは漢字から余分なものを削ぎ落として極限まで簡略化させたものに対して、ひらがなは漢字をドロドロに溶かして刻限まで柔らかくしたときに生まれる流れを書き留めたもの(p64)
・天皇と将軍という二人が併存するということ、天皇制があるのは外国人から見ると変わった体制に見える、これは大化の改新に行きつく(p84)
・大化の改新は、蘇我入鹿という悪人から天皇が政権を取り返したことになっているが、手段は「テロ」、これが正当化されたのは、主犯が天皇の皇子であるから(p87)
・藤原氏の嫡流が五摂家(近衛、一条、二条、九条、鷹司家)として定着するのは鎌倉時代、それ以降に明治に皇室典範が作られるまで、摂政・関白は例外(秀吉、この場合も近衛家の養子)を除いて藤原氏の独占(p91)
・藤原氏は自分の娘を天皇に嫁がせるという方法(母系社会)によって、自らを安全な場所に置いたまま政治を思い通りに動かすシステム(摂関政治)を完成した(p97)
・三世一身の法は、公地公民制に例外を認めた(土地の私有を認めた)点で画期的、これから律令制を中心とする古代世界は崩れ去っていく(p148)
・秀吉は、全国各地を征服するごとに検地を行い、複雑な土地の権利関係をすべて整理した、これにより荘園を完全に解体させた(p164)
・江戸時代は、土地の所有というよりも、借地権を転売していたようなもの、庶民が本当の意味で自分の土地を持てるようになったのは、1873年(明治6)の地租改正から(p167)
・貧しい小作者は土地を持つことができず、大土地所有者に土地が集中していたが、これが解体されたのは1946年のGHQによる農地改革である(p169)
・江戸幕府は貿易を独占するために、貿易国を、オランダ・朝鮮・琉球・アイヌに絞った、場所は長崎等の4箇所にして、他をすべて禁止した(p184)
・現代と江戸時代には共通点あり、浮世絵=マンガ、歌舞伎=アニメ、かるた=ゲーム、春画=AV、俳諧・連歌=ネット文化、瓦版=テレビ、である(p187)
・日本の場合には、鉄が不足していたので、枕木に鉄の代わりに「木」を使った(p239)
・日本が太平洋戦争後に占領されたのは、1945年9月2日の降伏文書調印から、1952年4月28日の講和条約発効まで(p259)
・マッカーサーのやり方で特筆すべきことは、重要なことはほとんど口で言って、書類を残さなかったこと、5つの改革指令(憲法の自由主義化と婦人参政権の付与、労働組合、教育制度改革、秘密警察廃止、経済民主化)についても口頭のみ(p270)
・戦前の財閥の株所有率は非常に高く、1937年(昭和12)時点で、三井:9.5、三菱:8.3、住友:5.1、安田:1.7%であった(p278)
・終戦後の分割統治案では、ソ連:北海道、東北、四国:中国、九州:イギリス、近畿:中国とアメリカ、東京:4カ国、残り:アメリカであった(p292)