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チャイナクライシスへの警鐘 2012年中国経済は減速する

チャイナクライシスへの警鐘 2012年中国経済は減速するの写真

・中国は経済改革(市場経済化)をしたが、その中での見落としは政治改革(共産党一党支配)であった(p24)

・工場長たちの裕福な暮らしは、権力の中枢に対する距離によって決まる(p34)

・富裕層は、日々使うお金は手元に置いておくものの、使わないお金はできるだけ海外に逃がそうとする、自国内に置いておくことができないので、中国は安心できる国ではない(p37)

・中国では、政府が競争入札を行った場合に落札できるのは、国有企業である、市場が国有企業によって支配されていて民間企業が育たない(p45)

・個人消費が伸びない理由は、貯蓄率が高いこともあるが、それ以前に労働分配率が低く、使えるお金そのものが少ないということ(p53)

・中国でのエコポイント制度は、農民を助けていない、補助金の対象になる家電メーカは国有企業が多く、その補助になっているのが実態(p55)

・中国での最近の飢饉は1960年で、3年間続いた結果、3000万人もの人が亡くなった、これは第二次世界大戦で戦死した人より多い(p83)

・不良債権率が下がっている理由は、1)貸出が増えていること、2)商業銀行が引当てを行っているので不良債権額が減少、のため(p101)

・日本の失業率の定義は、「現在仕事がなく」「仕事を探している」「仕事があればすぐに就くことが可能」であるが、中国ではこれに「登録された」という条件がつくので、失業率:4.3%となる(p118)

・農村部から都市部に戸籍を移す方法として、1)人民解放軍に入って幹部になる、2)大学に入学すること、である(p124)

・都市部で工業に従事する人たちが非常に安い食費で生活できるように、農産物物価に公定価格を導入した、農民を農村に縛り付けるために戸籍管理制度ができた(p127)

・都市部のサイドビジネスを考慮して、農村の総所得と比較すると、公表結果の3.3倍格差から、9.8倍となる(19)

・中国がここまで発展した「きっかけ」をもたらしたのは、「一人っ子政策」である、80年代は3人家族であり以前の年代と比較して扶養人数が減少するので、豊かさを実感できたはず(p147)

・中国の人口の男女比は20歳以下においては、3000万人の差がある、清時代の末期には結婚相手の見つからない独身男性が、大規模な農民一揆に加わった(p153)

・金利は国内における「お金の値段」、為替レートが「海外におけるお金の値段」である、為替レートを変動させるには金利も変動させられるような仕組みが必要だが、中国は金利の自由化はされていない(p171)

・中国が金融自由化をできないのは、国有保有銀行を保護する必要があるから(p172)

・東欧諸国では共産主義の崩壊にともなって国有企業の民営化が進んだが、その方法は国有企業の株式をすべて、全国民に配るという急進的なものであった(p176)

2011/2/28作成