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アメリカ人はなぜ肥るのか (日経プレミアシリーズ)

アメリカ人はなぜ肥るのか (日経プレミアシリーズ)の写真

・アメリカ人男性(20-74歳)の平均体重は、1960年には75.6キロであったが、1999年には86.8キロと、40年間で15%増えた、女性も63.7から74キロと17%増えている(p16)

・入隊適齢期とされる17~24歳の人口にあてはめると、肥りすぎで入隊を拒否される割合は、全体の27%にあたり、入隊拒否の最大の原因である(p28)

・1998年には肥満兵の割合は、兵士全体の1.6%程度であったが、2008年には4.4%(6.9万人)に増加した(p30)

・BMIが30以上の肥満と定義される人は、1960年には13%であったが、1988年で23%、1999年で30、2005年には35%に上昇した(p35)

・高カロリーで栄養の乏しいジャンクフードは、アメリカでは野菜や果物、魚介類といった低カロリーで栄養のある生鮮食品に比べてはるかに安いので貧困層が購入する(p47)

・ヒスパニックは2008年現在、全人口の15%(4700万人)を占めて、黒人を抜いてアメリカ最大の少数派に躍り出ている(p50)

・人類の歴史は、そのほとんどが飢餓との戦いの歴史であった、飢餓に備えるために、人類は食物から摂取したエネルギーを脂肪として効率よく体内に蓄えるメカニズムを発達してきた(p60)

・スターバックスのアメリカ国内の店舗数は、現在約1万1千で、ファーストフード最大のマクドナルドの約1万4千を猛追している(p82)

・アメリカでの外食市場の一角や特定の層に焦点を当てれば和食人気はあるかもしれないが、全体から見ればブームすら起きていないのが実態(p91)

・アメリカ人が豆腐を食べる場合は、調味料で味を濃くしたり、油で炒めるから、豆腐の低カロリーの恩恵を受けない(p95)

・学校で売られているコンペティティブフードは正規メニューと競合するものであるが、正規の給食とはみなされないので農務省の栄養基準に従う必要はない(p113)

・契約により学校区内にある53の学校からペプシコーラの自動販売機が撤去され、売上が目標を上回った場合、コカコーラから学校へボーナスが支給されるという契約をしていたケースもある(p122)

・ファーストフード業界は、ヘルシーメニューを導入しても高カロリー商品を控えることはしない、それこそが収益源であるから(p133)

・映画館の儲けの多くは飲食店販売からきている、売上の7割が入場料だが、そのかなりの部分(70%以上)は配給会社にもっていかれるので、飲食コーナーを充実させる必要がある(p137)

・アメリカ人は食べる量が多いから体(特に横幅)が大きくなったのが実態、その逆ではない(p141)

・トウモロコシは食料品の原材料となるが、代表が甘味料のコーンシロップ、コカコーラとペプシコーラはコーンシロップ100%にした(以前は砂糖も使用)おかげでコストを20%低減できた(p152)

・過去50年間に農作物に含まれる栄養素(ビタミンが20%減、鉄分は15%減など)が減っている原因として、化学肥料や農薬の散布が原因と言われている(p164)

・2006年5月に、ディズニーは「カーズ」「パイレーツオブカリビアン」を最後に、マクドナルドへのキャラクター提供(10年間の契約)をやめることにした、原因はピクサー株を50.6%保有していたアップルのCEOスティーブジョブの影響が大きい(p171)

・その後に、ディズニーは反肥満キャンペーンに乗り出した、ディズニーの経営するテーマパークでは、炭酸飲料を低脂肪牛乳、水、100%ジュースに切り替えた(p173)

・中国ではBMIが25を超える「太り気味」の人は全人口の23%にあたる2億人、30以上の肥満は7%の6000万人以上、絶対数ではアメリカを上回る(p204)

・日本人に肥満が少ない最大の理由は食べる量が少ないから、その中で「腹八分目」という日本の概念は、フランスの「おかわり禁止」と並んで世界から注目される食文化である(p216)

2011/7/16作成