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summary

まじめの罠 (光文社新書)

まじめの罠 (光文社新書)の写真

・「まじめな罠」にハマりやすい「まじめな人」とは、与えられた課題設定に疑いを持たない人=与えられたものに対して逆らわない人、である(p15)

・「まじめな罠」にハマってしまったと気づくための能力は、「すべての前提を疑ってみる」「すべての前提を鵜呑みにしない」という考え方(p17)

・答えが一つでなく、クリエイティブに解く必要のある設問が苦手になるのが、受験戦争による「まじめの罠」である(p26)

・暗記をやみくもにするのではなく、授業に集中して、公式や理論の背景にある概念を理解するようにする(p27)

・「イノベーションのジレンマ」は、大企業がまじめに行動すればするほど、イノベーションから遠ざかるという事実を定量データを用いながら分析した本である(p33)

・「ふまじめな人」とは、柔軟な発想でいろいろな抜け道を探すことができる人である(p50)

・日本では孫氏並みの破壊力が無いと成功できない、その理由はマクロ的には日銀によるデフレ政策(通貨発行が少なくモノとお金のバランスが崩れた)、とミクロ的には、企業の寡占化が進んで新しいことに取り組まなくなる(p64)

・まじめ連合(大企業の合併)に対抗できるのは消費者向けの業界で、外食・ゲーム・オンラインショッピング等である(p65)

・真似のできない仕事をする人ほど、どこまでが真似が可能で、どこからが真似できないかをわかっている(p68)

・大企業は実際には手足を動かしているというよりも、全体のコーディネーション的な業務を行っている、実際には下請けの中小企業が働いている(p77)

・就職人気ランキングの上位企業には行くべきでない、わざわざ過当競争の「まじめの罠」にハマりに行くようなもの(p78)

・メタ認知能力に欠ける人は、すべての状況、文脈、話を、「私」という視点からしか語ることができない(p93)

・メタ認知ができるか否かは、メールのタイトルやヘッダー、書き出し、でわかる、メールのタイトルが簡潔で相手を思って書かれているかどうかで判断できる(p94)

・自分がまじめに努力するよりは、自分の努力が報われる環境選びや環境づくりにより努力をすべき(p104)

・日本における極悪人の定義は、人を殺したという人ではなく、帰属する共同体の規範に背く人である、森達也監督の著作「A3」より学んだこと(p117)

・農水省は農家を支援するために補助金の目安として所得水準を使っていたが、それが勤労家庭に並んだので、その代わりとして「カロリーベースの食料自給率」を編み出した、食料自給率が低いので農業を保護しろという論理(p126)

・枠組みを人から与えられないためには、多様な情報源、価値観、経験を積むことが大事、そのためにはシステム外(職場以外、ルーティンワーク以外)の行動(=遊びという言い方もある)を増やすこと(p148)

・供給があっても需要が少ない分野は、給料は安くなる、供給がたくさんある職業は、訓練期間が1日で済む職業である(p168)

・まじめ教の信者を見分けるポイント、1)初対面の人と10分間以上は会話ができない、2)知らない価値観、意見を批判する、3)努力する自分に酔う、4)まじめでないのに結果を出す人に敵意がある、5)メモを取り、話が長い(p175)

・この本のポイントは、必要な戦略に応じて、必要な資金や労力を投入すべきということであり、必要な範囲で最も効率よく努力すればいいということ(p189)