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summary

沖縄を豊かにしたのはアメリカという真実 (宝島社新書)

沖縄を豊かにしたのはアメリカという真実 (宝島社新書)の写真

・戦前、沖縄は感染症のデパートで、日本政府は沖縄振興に頭を抱えていた。戦前の沖縄はデフレスパイラルに陥り、県民所得は全国平均の40%、県民寿命は47歳、感染症にかかるとユタに頼って祈願を依頼する前近代社会にあった(p3、4)

・平成7年(1995)、それまで23年間連続して長寿県を維持してきた沖縄の男性寿命が26位に、平成22年(2010)には、それまで首位だった女性も3位に転落、男性は30位、特に沖縄青壮年(20-64)の死亡率(10万人あたり)は、男性女性ともにワースト一位となった(p5)

・昭和20年6/22、第32司令官牛島中将の自決を持って、日本軍の組織的戦闘は終了した(p28)

・戦前、沖縄県民の結核の罹患率は全国平均の2倍、死亡率は4倍であった(p31)

・沖縄の医療行政(昭和23年6月)まで診療費は無料、医薬品は米国政府によって無償子宮された(P35)

・沖縄の人口が順調に増えているのは、米軍政府により種々の感染症の撲滅対策が奏功したことが第一、特に、マラリア・結核・ハンセン病を撲滅した(P71)

・現在でも「沖縄県立病院で臨床研修を終えた」というのはステイタスになっている(P82)

・昭和47年、沖縄は本土復帰を迎えるが、看護に関しては日本の法体系が施行されたため、後退を余儀なくされた(P92)

・平成3年、コザ看護学校と那覇看護学校が統一されて、県立看護学校が設立、そのとき寮制度も廃止、平成14年には看護学校も閉鎖されて県立看護大学が設立、実習時間は復帰以前の5分の1の1000時間未満となった(P94)

・昭和20年9月20日に選挙が行われたが、この時、有史以来初めて女性に参政権が付与され、これは本土より半年早かった(P103)

・約600年続いた琉球王国は身分制度が厳しく、90%を形成する農民は集落単位で課税され、また一定年毎に耕作地を移動させられるという原始共産主義体制下にあった、農民は農奴化していて文字の読み書きも一切できなかった(p106)

・戦前の沖縄社会で出自や性によってハンデを背負わされた女性たちにとって、米国統治は一種の解放を意味した(p112)

・沖縄は161の島嶼(有人島は61)からなり、その領域面積は本州の1.6倍に相当する(p117)

・昭和23年に導入したB円(第四次通貨交換)を昭和33年にドルへ変更した、日本国土の資本を沖縄に呼び込むため(p144)

・昭和47年に沖縄は日本へ返還されたが、オリオンビールは今に至るまで20%も税が優遇されている、税制による輸入制限である(p151)

・アメリカのレスキュー隊が助けた人々は、27年間で一万二千人になるが、沖縄のマスコミはそれを無視して事故ばかり報道する、オスプレイ反対派は東京・大阪からなど全国から集まるが、報道されない賛成派もいる(p188、191)