・年金の大きな改定が行われたのは2004年、それまではお年寄りに払う年金額が固定、それに応じて現役世代の負担を決めていたが、それ以降はまず現役世代の負担を決めて、それに合わせてお年寄りが受け取る年金額を調整するという形になった、これにより社会全体で全世代的に痛みを分かち合う仕組みになった(p21)これから20年間ぐらいが財政的に厳しい時期になるが、強い味方もある、それが「年金積立金」2019年末で200兆円あり、これは4.9年分に相当する、米:3年分、欧州:数ヶ月分と比べて多い(p22)
・老後に2000万円必要という話があるが、20年間の保険料(年間40万円支払っていれば800万円)を止めれば、その4割はカバーできる(p43)保険に入る必要のある3条件とは、1)滅多に起こらない、2)もし起こったら自分で賄えない、3)いつ起きるかわからない(p49)
・現役時代の働き方ではく、月に5万円でも10万円でも稼げれば良いと考えることが大事(p54)楽しいと思える仕事をする、その理由は、好きなことをやっているというよりも自分に決定権があることが大事(p62)
・定年起業でやってはいけないこと、1)人に勧められてなんとなく起業、2)起業にお金をかけすぎる、3)規模の拡大と借り入れをする(p86)
・趣味というものは、毎日忙しく仕事をしている中で週末とか休暇の間にやるから楽しいことのであって、毎日趣味三昧になったらそれは趣味とは言えない(p89)
・自分で仕事を始めると、全てを自分で考え、自分で判断していかなければならない、それまで優秀だったサラリーマンだった人ほど、こうしたことが苦手だったりする(p97)
・妻が夫に願うのは「放っておいてほしい」ということ、上品に言えば「私の世界を尊重してほしい」ということ(p108)夫婦で共通の趣味を持つということが大事なのではなく、楽しい生活を送るために、どうするのが一番いいかを考えることが大事である(p115)
・女性は「解決策を求めようとしている」のではなく、「困った問題に直面しているということに共感して欲しい」のである。「ああ、そうか、それは大変だね、でもよく頑張っているね」という声かけが大事である(p118)
・定年になった夫は、名もなき家事(後片付け、食器洗い、掃除のチリ捨て、掃除機の掃除など)こそやるべきである(p125)歳をとって起きる三大不安は、健康・お金・孤独、である。最も大事なのは「健康」であり、次は「孤独」である(p136)
・人生を25年ずつ4つの時期に分けると、0−24歳:学生期、25ー49歳:家住期、50−74歳:林住期、それ以降が遊住期、人生で最も充実しているのは、25−49歳であるが、人生のゴールデンエイジは、50歳から始まる「林住期」である(p137)
・気持ちはともかく生活様式は、やはり変えた方が良い。具体的には、それまで「時間をお金で買う」生活から、「時間でお金を買う」へ変化させる。具体的には、少々時間がかかっても、何でも自分でやってみること(p182)
・定年退職後は、遊びの年間計画書を作成する、計画を立てたらそれは達成しなければならない、というサラリーマン脳から抜け出すようにする(p198)これを作成すると、流されない生活を送れるようになる。(p199)
・定年を前にしたら「成仏すべし」つまり、いつまでも会社人生にこだわらないで、新しい人生に向かうということ(p203)健康面では、早く寝る、食べ過ぎないように気をつける、ちょっとした運動(エスカレータの代わりに階段を利用する)をする(p210)
・60歳を過ぎたら、貯金よりも「貯人=人との繋がりを大事にする」そのためには、「貯信=信用を貯める」こと、信用されるには、「ギブファースト」の気持ちが大事(p215)貯蓄よりも、減蓄=お金に限らず、自分が身につけてきたもの、蓄えてきたものを人生の後半で少しずつ処分する、ということも大事(p218)
・寿命中位数(50%の人が生存している年齢)で考えると、現在は男性:84歳、女性:90歳、今の50歳の男女が今の平均年齢に達する頃には、男性:90、女性:97歳となっているだろう(p236)
・今まで自分は大した仕事なんてしてこなかった、と考えることはとても大切である。定年後に自立することが最も大事、普段はゴロゴロしていても良いが、自分が家に居ることで家族に負担がかかっていないかどうかを考えるべき。自分が家に居るのであれば、料理でも洗濯でも掃除でも何でも良いので妻の負担を減らすことを考えるべき(p247)