・60代からは、ビジネス社会の価値観と競争原理から外れたところで自分の人生を再構築することになる、こうした還暦を迎えた人たちが、どんな心構えを持ち、現実的にどう対処すべきか、人生の最終コーナーを回って自分のゴールを達成するために何が必要なのか、著者が2020年に還暦を迎えて、同時代の人たちと問題を共有したい(p23)
・定年後の人たちは、残りの人生で何にどのくらいの時間をかけるのか、じっくり考えるべきだ、一人一人の人生の価値が決まるといっても過言ではない(p35)
・世の中に意のままにならないことがあると自覚している人は孤独にはならない、という真理がある、こうしたことを若者よりも確実に自覚しているのが、定年後の人たちだろう(p43)
・金銭的に余裕があれば、分散投資の目的で、株式・投資信託・ゴールド・暗号資産などに投資するのもありだろう、貯蓄が一定額を超えてから(持ち家ある人300万、無い人は1000万円)一定額の範囲内(合計25%程度)で投資に回す(p63)
・読書の習慣がある人とない人で、人生の充実度に差が生じる、理由として、1)読書が情報を得るために最も安価で確実な手段、2)読書によって多くの人生を経験することができる、他人の成功と失敗が学べる(p74)
・中国共産党は漢字を簡略化したが、これは識字率の向上というよりも、民衆が過去の文献を読めないようにすることが目的だった、このように文字の改革を行えば、それまでに蓄積されてきた歴史が消える、すると自分たちに都合の良い歴史が出来あがる、現在の日本人で、古文や漢文を自由に読むことができる人は少ない、アメリカによる教育制度改革の影響だろう(p81)
・英語を話せる人材よりも、自国の文化をよく理解している人、国語に強く、自国語で様々な表現ができる人の方が、重要視される(p86)
・生涯学習とは、広い概念で自分のキャリアとは連動せず、自分の関心を深掘りして、生き甲斐にすることである、趣味・スポーツ・芸事などを、無理なく楽しく学ぶことである(p89)
・過密はスケジュールでも、プライベートな時間を充実させる方法(時間術のコツ)は、前もってスケジュール帳にプライベートな予定を書き込んでおく、その上で仕事のスケジュールを組む、そうしないと仕事に忙殺される(p97)
・それまで仕事に注ぎ込んできたエネルギーを、定年後は友人に向ける、一生付き合うのは、リアルに会える人である(p117)10人を超えることはない(p120)
・老後の隠れ家は、子供時代の秘密基地である。自宅近くにワンルームマンションを借りることを勧める、昼間はそこで読書をしたり、趣味に関することをしたりする(P140)
・かつて学校で成績優秀な生徒、あるいは運動能力に長けた生徒はスクールカーストの上位に位置していたので、いじめの対象になることはなかった、しかし現在では「コミュニケーション力」が大きな要素になっている、それが低いと、いじめの対象になる(p144)
・60歳での平均余命は、男性23.6、女性28.9歳、健康寿命との差は、男性8.4、女性11.6年である。この健康寿命を超えてからの約10年間、何らかの支援や介護が必要になる(p179)