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改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントの写真

この本は今(2017年)から16年前に日本訳が出された「金持ち父さん・貧乏父さんシリーズ」の確か第二作(私は二冊目に読みました)にあたる本の改訂版で、2013年に出版されています、ということを、なんと、最近知りまして、このGWに読みました。

著作者のロバート氏が、まえがきで述べているように、彼が本を書かれてから米国においても税改正があって、それに即したものにする必要があったとのことです。私は日本で生活しているので、彼がこの本で書かれていることを実行するにあたっては、専門家のアドバイスを得る必要があります。彼はその点も強調していて、自分の現在属しているクワドラントから動くにあたり行動を起こすときには、「良き師を見つけてアドバイスを得るべし」としています。本の中で、良き師とはどんな人か、さらに「アドバイス」とはどんなものであるべきか、丁寧に解説されています。

原作を初めて読んだ時、私には小さい子供が二人いて、住宅ローン・車のローンを抱えていました。その頃、簿記や会計の勉強を少しする機会もあったため、彼が本で書かかれたことの素晴らしさは少しは理解できましたが、実行に移せる環境、そして、その気持ちになれませんでした。

あれから16年、子供は成長し、ローンもなんとか払い終えまして、やっと将来のことが考えられ始めるようになりました。その状況になって、この本を読み返してみると、前回とは違った観点から読むことができました。

私が新入社員になったときに教えらた定年(60歳)まであと7年、ロバート氏が言われるところの、右サイドのクワドラントへ移動できるための準備をしたいと思いました。

以下は気になったポイントです。

・改訂版を準備する中で気づいたこと、1)自分が伝えようとしたメッセージや教えが時間の流れを耐え抜いたこと、2)投資を取り巻く状況(投資家が活動する世界)が大きく変化したこと、5つのレベルの投資家について取り上げた第五章を書き換えた(p8)

・自分の道を見つけるというのは、自分がこの地球に生をうけた理由を見つけること。(p10)

・完全な人間へと成長するためには、身体的・頭脳的・感情的・精神的、これらすべてに関する教育が必要、キャッシュフロークラブはこれらの変化(加えて、金銭的な変化含む)をサポートする(p13、23)

・キャッシュフロー・クワドラントは、「どこからお金を得ているか」に基づいて人々を分類するための簡単な方法(p26)

・B(ビジネスオーナー)として大きな成功を収めるために必要な技術の一つは、言葉をうまく使えるようになる、つまり、どんな言葉をどんな人に使ったらよいかを見極める能力(p53)

・Bタイプの人は「システム」を持ち、そのシステムを運営するために優秀な人材を雇っているところにある、一方、Sタイプの人はその人自身がシステムになっているため、そこから離れることができない、Bタイプとして成功するには、1)システムを持っている、システムを制御する権限を持っている、2)他人の上に立ってリーダーシップをとる能力を持っている(p60)

・Bタイプのビジネスを確立するために時間をかけた一番の理由は、他人の時間を使うことから得られる長期的な利益に気づいていたから、Sとして成功した場合のマイナスの一つは、成功すればするほど仕事が増えること(p64)

・裕福度は、自分が物理的に労働しなくても生活に困ることなく自分の望む生活水準を維持していける日数で測れる(p66)

・投資用に家を買い、それを貸している人の場合、その家の維持費より家賃の方が高ければ、その人は「Iクラウド」から収入を得ていることになる。(p70)

・アメリカでは1974年、エリサ法(従業員退職所得保障法)が可決され、会社は退職後の従業員の経済的補償をやめ、その代わりに、確定拠出型年金をやるようになった。(p75)

・ファイナンシャルインテリジェンスで肝心なのは、お金をいくら儲けるかではなく、どれだけのお金を自分のものにしておくことができるか、効果的に働かせることができるか(p87)

・世の中でお金のことで苦労している理由は、収入が増えると二つの支出(税金・借金の利子)が増えること(p89)

・個人で始めたビジネスの多くが五年以内に失敗する理由は、経験と資金不足、五年生き延びたビジネスが次の五年を生き延びれないのは、資金不足ではなく、エネルギー不足。長時間の厳しい労働に耐えられなくなるから(p93)

・Bクワドラントでは、他人があなたのために働いてくれる、Iクワドラントでは、お金があなたのために働いてくれる(p104)

・仕事を終えた後、自分が稼いだ給料と、余った時間を使って何をするかで、あなたの未来は決まる。(p106)
・よき師とは、あなたがやりたいと思っていることをすでに成し遂げ、成功を収めている人、アドバイザー(どうしたよいかを教えるだけで、自分でそうしているとは限らない)ではダメ(p115)

・リーダーは自分より頭がいい人を動かせなければならない、マネージャは部下を自分より低く見る(p115)

・1971年以降、アメリカドルは金と比較すると、95%価値を失った、残りの5%を失うのにあと40年はかからないだろう。1971年1オンス35ドルであったが、40年後1400ドルとなった。これはドルが購買力を大幅に失ったことを意味する(p135)

・プロの投資家は自分のお金を資産に投資し、その資産を売ることなく自分のお金を取り戻し、そのお金を動かしてさらに多くの資産を買う。お金を一つのところにとどめておく「預金者」たちが最大の敗者だという理由はここにある(p137)

・レベル4での成功の鍵は、一生学び続ける姿勢、素晴らしい教師やコーチ、同じ志を持つ友人にある、自分の人生の舵を自分でとっている、間違いが学習と成長のためのチャンスであることを知っている(p148)

・住宅ローンを払い終わった持ち家は資産か否か、答えは負債のまま、理由の一つは、修繕費と維持費にある。住宅も車も同じである。プラスのキャッシュフローを生むか否かがポイント(p167)

・たいていの人生は事実ではなく意見によって決められている、人生を変えようと思ったら、まず意見を変えなければならない。それができて初めて事実が見えてくる(p184)

・クワドラントの右側へ移る際に一番大事なのは、そのプロセスの中で、あなたがどう変化し、どのような人間になるか。自分がお金を稼いできた方法にしがみつく気持を断ち切れるか(p191、192)

・Eはシステムのために働く、Sは本人がシステムとなって働く、Bはシステムを創造・所有・管理する、Iはシステムにお金を投資する(p193)

・BE(なる)→DO(する)→HAVE(持つ)、目標は、この3つの言葉のうち「持つ」の部分。目標を達成するために、「なる(どう考えているか=どういう言葉を使うか)」ことを無視して「する」ことばかり夢中になっても達成できない、やせるために大事なのは、ダイエットそのものではなく、ダイエットを継続するためにどんな自分にならなければいけないか(p213、215)

・結婚生活をよりよいものにするのに、相手を変える必要はなく、まず自分自身を変えるようにしたほうがいい。相手を変えるのではなく、相手に対する自分の考え方を変える(p214)

・1986年にアメリカは税制改正を行い、収益用不動産から生じる損失を節税に利用していた人たちは、突然に、損失は変わらないのに、節税できない状態に放り出された。そのためアメリカ全土で不動産価格が暴落した、その後に株式市場が大暴落した(p236)

・お金持ちになった人の特質、1)長期的な見通しとプランを保有、2)あとになって報われることが肝心と思っている、3)複利の力を自分に有利に利用(p274)

・長期的な大きな夢や希望を持つのは素晴らしいことだが、それを実現するのは、いくつもの小さなステップからなる1つのプロセスである(p275)

・いい負債は、だれか他の人が代わりに返済してくれる負債、悪い負債は、自分の汗と血の結晶で返済しなくてはいけない負債(p292)