・100年に一度の危機とは、「米ドル基軸通貨体制崩壊の危機」である(p16)
・日本人の金融資産は株式の下落にもかかわらず、2008年9月末で1460兆円であり、素晴らしい実績である(p19)
・今のところの株式下落は、70年代の株式の死、80年代のブラックマンデー、90年代の日本バブル崩壊、00年代のITバブル崩壊と同程度である(p31)
・将来的にバブルが発生しない原因として、消費の主体(今まではアメリカ)が存在しないことにある(p35、52)
・ドルペッグしている国は、為替変動を気にしないで貿易取引ができる、そうでない日本等は為替変動で一喜一憂する必要がある(p42)
・今後ドルは1ドル=50円程度(120円をベースに50%程度の円高)になり、1ユーロ=150円程度となる、さらには1ユーロ=250円(1ユーロ=5ドル)も考えられる(p67)
・通貨分散という観点では、ユーロ・豪ドル、補助的にはスイスフランと英ポンドも良い(p79)
・金融資産が2千万以下であれば、ゴールド投資はあまり意味が無い(p87)
・金において最高のタイミングは過去30年で2回のみでそれ以外では収益性なし、1980年の金価格875ドルは、インフレ調整後では2289ドルであることを考えると、金にはインフレヘッジ機能がない(p93)
・この20年間、日本のGDPは名目ではほとんど成長していない、GDPデフレータという実質数値に換算するインフレ率がマイナスだったので経済成長と言われている(p101)
・日本では「いい家」を造るだけでは駄目、これに加えて、銀行を初めとした金融機関が、欧米のようなノン・リコースローンを主体として担保価値重視マーケット形成がされる必要あり(p107)
・適正なレバレッジがどの程度かを考える場合、住宅ローンを思い浮かべると良い、頭金20%(レバレッジ5倍)で必死に返済している現状が参考になる(p129)
・豪ドルを購入する場合、60円以下であれば買いであり、ドル円相場の関係から更に下がる可能性もある、豪ドル円=豪ドルドルxドル円だから(p146)
・英ポンドを購入するポイントは、1ポンド=88円、1ユーロ=1ポンドの可能性もある(p147)
・英国は第二次世界大戦後には完全に基軸通貨国として優位性が失われたが、投資収益による経常収支黒字は1986年までもった(p153)