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「文系・大卒・30歳以上」がクビになる 大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)

「文系・大卒・30歳以上」がクビになる 大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)の写真

・この10年間、生産や販売等の営業に関わる他職種の従業員が減少しているにもかかわらず、ホワイトカラー全体の人数は増加している(p23)

・以前は多くの中小企業は、大企業が導入している制度・システムやそれを導入したノウハウを欲しがっていたが、最近ではそのようなニーズはなくなってきた(p54)
・ここ数年のホワイトカラーは、自らの存在を安定化させるために、新しい仕事を次々と作り出してきた、一例として、中期計画の策定、度重なる人事制度の改定、個人情報保護やコンプライアンス管理、情報システム等(p57)

・ホワイトカラーががん細胞とされる根拠は、1)営業活動とは直接的に関係しない仕事を現場を巻き込んで行っているため、生産・販売に支障が生じている、2)自らの存在感をアピールするために仕事を増やすため、人員と人件費が増加する、である(p63)

・リストラされたホワイトカラーは3つに類別される、1)関連会社へ出向・転籍する、2)会社をやめて独立開業、3)他社に勤務もしくは失業者となる(p76)

・世界同時不況は日本企業の業績を悪化させるきっかけであったが、それ自体が原因ではなく根本原因は”がん細胞化したホワイトカラー”であった(p81)

・従業員を大幅に減らしたリストラにより、一人ひとりが「必要とされていることは何か」を考えて仕事をするようになった(p119)

・高齢者や現場のブルーカラーはリストラを乗り越えることができたが、これから始まるリストラは、「生活費がかかる30歳以上の年齢層」かつ「職務経験が限定、つぶしがきかない高学歴者」という点で、今までとは異なる(p127)

・環境や立場が変わるとできなくなることは、本当の意味で「自分ができること」とは言えない、「自分ができること」とは、「自分が働きやすい環境や立場を作り出すこと」である(p139)

・ホワイトカラー大量失業時代は、企画・管理のようなデスクワークが高付加価値を生み出すと考えられていた時代の終焉である、だから、30歳・大卒・文系の、なかでも男性の正社員が主なリストラ対象となる(p147)

・子どもが小さいときには夫が主たる生計維持者、妻が育児中心、子どもが大きくなったら共働き、子どもが独立したら夫が家事中心で、妻が主たる生計維持者というような、家庭における夫婦の役割分担をライフスステージに応じて柔軟に変化させていくという考え方もある(p149)

・ホワイトカラーリストラによって、職種間の労働移動が促進されて、それまで各職種で固定されていた賃金が市場性を取り戻して適性なレベル(高すぎる賃金を低く、また逆も)することが必要(p151)

・「失業:客観的にとらえられる状態」しても、そこから何かを得て自分の成長に結びつけることができれば、それは「失敗:結果に対する価値判断」ではない(p182)