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summary

なぜ「科学」はウソをつくのか

なぜ「科学」はウソをつくのかの写真

・日本の頭脳流出の背景には、日本の科学者の給料が低く、研究環境が劣悪だという事情がある、2008年のノーベル賞受賞理由となった業績は、4人とも30~50年前のもの、現在の空洞化は数十年後に表面化する(p22)

・1974年と1983年に学習指導要領の改定がされたが、物理学の履修は95→70→30%となった、1994年に「理科Ⅰ」が廃止された後に、化学と生物は元の履修率に戻ったが、物理は3割のまま(p29)

・マイナスイオン商品の氾濫は日本特有、アメリカでは半世紀前に流行しそうになったが、食品医薬品局(FDA)が警告を発して事実上禁止になった(p63)

・ヨーロッパで生まれた近代科学は、宗教からの分離独立が最大の課題であった、ガリレオでさえ、実際にはバリバリのカトリック教徒で、多くの枢機卿や時の法王とも友人関係であった(p67)

・原子力発電所1基分(100万キロワット級)にかかるコストは、原発=3600億円とすると、風力発電=1兆円、太陽光発電=数兆円である(p79)

・柏崎刈羽原発は、日本の原子力保安院のみならず、国際原子力機関(IAA)も、その安全性にお墨付きを与えている(p85)

・将来的には核融合がり理想だが、それまでの「つなぎ」としては、原発の進化形である高速増殖炉が良い、実験炉→原型炉→実証炉という三段階を経て実用化されるが、日本は原型炉の段階にあるが、「もんじゅ」はナトリウム漏れ事故を起こして頓挫している(p102)

・現在の原子力発電は、ウラン235を使って発電しているが、自然界に多くあるウラン238は、高速増殖炉でないと使えない、問題なのはウラン238が燃えると原爆の材料であるプルトニウム239になること(p106)

・政府御用学者かどうかを見分けるポイントは、政府委員会の委員をしているかどうか(p124)

・地球の温度を上げる最大の原因は「水蒸気」であるので、雲の分布と気温の関係を調べる必要がある、巻雲と層雲があり、温暖化に寄与する場合と冷却する場合もある(p131)

・最近では百葉箱の隣に建物が建ってしまっている場所が多く、それによって風が遮らえてしまって温度が上がる「日だまり効果」=ヒートアイランド現象がある(p138)

・キリマンジェロの雪が溶けた理由は、地球温暖化ではなく、湿度が何らかの原因で低くなって、昇華(雪から水蒸気)したため、湿度が低くなった原因は不明(p139)

・今騒がれているアフリカのチャド湖、ビクトリア湖は、何度も干上がったりしている、ビクトリア湖は1000年間で少なくとも6回(p140)

・日本政府には常にカネがないので、毎年、1000件単位の「完全犯罪」には目をつむっている(p190)