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自動車産業の終焉 次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこか

自動車産業の終焉 次世代クルマ戦争に勝ち残るのはどこかの写真

・ヘンリー・フォードが20世紀初頭に作ったT型は、現在アメリカで販売されている標準的な新車よりも燃費が良かった、燃費の良い自動車や代替燃料を開発しようとする政府の動きに反発してきた(p10)

・自動車産業が成長を始めたのは、1915年に分割払いである、また賃金が引き上げられた(1920~29年で実質26%増加)のは大きい(p30)

・ビックスリーが順調の業績に見えたのは、販売奨励金と、自動車ローンの金利収入であったので、製品開発や投資を行っている日本メーカに負けた、日欧のメーカは自動車で勝負、ビッグ3は取引(値引き)で勝負した(p48、68)

・アメリカ地質調査所は2000年に実際に調査を行って、ピークは20年先になるという結論を下した、国債エネルギー機関(IEA)も同様で、2030年までは不足なしとした(p95)

・石油メジャーはかつて強みにしていた技術から離れた結果、3種類のライバル会社(石油サービス会社、小メジャー、国営企業(株主の意向は気にしないで良い、p162))に力を与えてしまったことに後悔を始めた(p107)

・静かなエンジンを開発するという信念のもとに、問題の根本である、騒音(N)・振動(Vibration)・心地悪さ(Harshness)に取り組んだのはトヨタである(p136)

・貧困層の保護という観点から見た場合、資源のある国のほうが良くない、石油産業は農業に比べて多くの非熟練労働者を必要としないから(p150)

・食料も石油も予測に反して当たらなかったのは、現在の延長としてのみ将来を予測していて、それまでに講じられる対策の効果を考えていなかったから(p203)

・中国とアメリカの違いは、アメリカでは石油業界と自動車業界が結託して、公共交通の締め出しに成功した、中国は公共輸送機関の充実に取り組んでいるし、電動自動車(2005年の売上は1000万台強で、自動車販売数よりも多い)の導入もされている(p214)

・持続可能な交通システムで中国で構築する利点は、1)ガソリン自動車向けに多くの投資がされていない、2)国内市場が大きい、3)国家権力が強い、である(p222)

・ケニアやガーナでは、電気の明かりが広まりつつあるが、白熱灯ではなく、エネルギー消費の少ない発光ダイオード(LED)であり、電力源は太陽光である、これはリープフロッグ(蛙飛び)の例である(p225)

・ホンダ、フォード、GM、三菱では、予混合圧縮自己着火燃焼エンジン(HCCI)の技術に取り組んでいるが、これはガソリンを燃料とするディーゼル方式のエンジン、燃料と空気の混合気の点火を、スパークプラグでなく、ディーゼル方式の圧縮で行う(p252)

・2006年3月、フロリダ州シブリングのテストトラックで開催されたルマン式の耐久レースで、アウディのプロトタイプR10が、ディーゼル車として初めてガソリン車を破って優勝した、このときの燃料がシェルの開発したスーパークリーン(GTS)である(p265)

・アメリカではガソリンは高くなっていない、30年前とインフレ調整して比較すると、昔の方が高かった、1960年は1ガロン(3.8リットル)30セントだが、現在価格では2ドル(p315)