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summary

成熟日本への進路

成熟日本への進路の写真

・経済が成長するには、人が増えるか(労働力の増加率)、カネが増えるか(資本ストックの増加率)、賢くなるか(技術進歩率)、のうつのどれかが満たされなければ成立しない(p12、37)

・70年代の実質GDPの成長率は4.2%、80年代は4.7%、それが90年代は1%になった(p32)

・日本の格差はジニ係数で見ると0.314と比較的小さいが、これは我が国には大金持ちがほとんどいないから、日本の相対的貧困率(平均年収の半分以下の階層の割合)は14.9%で、OECDワースト4位で貧困者の割合は多い(p58)

・日本の医療費:34兆円の85%以上は、国民が支払っている社会保険料や税金によってカバーされているので、我々が病院に行ったり処方箋薬局で薬を貰うときに払う金額は、医療費の14%(4.8兆円)である(p62)

・現在の相続税制度は、免税措置があるため実際に払うのは4%程度、しかも実効税率は12%程度(p74)

・日本において公共事業を意図的にカットした時期が02~06年であるが、その結果、経済は順調に成長した(p93)

・アメリカだけが先進国の中で市場主義中心の経済政策をとって小さな政府を実現できているのは、移民受け入れによる人口増の継続にある(p100)

・日本の経済が歪んでしまった最大の原因は、増税をせずに国債の発行に頼った(95年以降、合計226兆円)から(p104)

・2008年度でエネルギー関連の輸入代金が21兆円、食糧関連が6兆円であり、合計27兆円はどうしても必要(p136)

・95~05年間に高いパフォーマンスをあげたアメリカと北欧諸国は雇用解雇がしやすい、一方解雇の自由度の低い、フランス・ドイツ・日本は低成長であった(p163)

・1995年から2010年にかけて平成の大合併と呼ばれる市町村統合が行われ、3232から1727へと減少した、これにより市町村議会の議員数が6.5万人から3.7万人へと4割以上の削減できたが、官僚機構の地方公務員は減少出来ていない(p188)

・2008年の貿易収支の数字には赤字と黒字の両方がある、財務省貿易統計によると7600億円の赤字、国際収支統計では1.16兆円の黒字(p205)

・日本の公務員は、国家公務員が115万人、地方公務員が290万人、公益法人等の準公務員が60万人で合計465万人(p214)

・特別会計とは、年金とか雇用保険とかのように通常の税収とは違う形で入ってくるお金を、年金とか失業給付といった特定の支出に使わるもので特別会計予算も毎年組まれるがチェックは受けない(p215)

・2009年度予算の歳入ベース(重複を省いた純計)で、一般会計は81.6兆、特別会計は138.5兆円、歳出ベースで、一般会計37.1兆、特別会計169兆円であり、特別会計の規模は一般会計の4.6倍(p217)

・2009年時点では、21の特別会計の中に合計53の勘定がある(p218)

2010/09/04作成