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summary

大阪維新 橋下改革が日本を変える (角川SSC新書)

大阪維新 橋下改革が日本を変える (角川SSC新書)の写真

・大阪が衰退し続ける理由は、400年前の大阪夏の陣にある、大阪は豊臣家の城下町であったがそれを徳川家が天領化(植民地化)し、住民の自治意識を骨抜きにしたから(p5)

・大阪には2つの国がある、大阪市国と大阪府国、両者の事業は重複して仲が悪い(p7)

・一人当たりGDP、自殺者数、財政赤字の3つの指標が国の健康度を示す基本数値と考えられる、最近の日本は他国と比較して3つとも異常値となっている(p16)

・この20年間は、以下の3つのメニュー間を右往左往するのみ、1)成長・規制緩和・小さな政府、2)目先の公共事業、財政出動、景気対策、3)格差是正、大きな政府(p24)

・政府は地方に対して仕送り3点セットで還元してきた、1)補助金や地方交付税、2)公共事業、3)工場進出である(p27)

・日本社会安定化の秘密兵器が、終身雇用制度と地方の公共事業、日本の社会資本(698兆円)の3割以上を占めるのが道路、以下、農林漁業・文教施設・治水・下水道等(p29)

・企業運営が破綻するパターンとして、1)債務超過で借金が返済不能、2)資産はあるが運転資金が無い場合、現在の日本な2)のケースに近い(p38)

・国民一人当たりの正味金融資産は、アメリカ(936)に次いで、847万円で二位(p38)

・医学部の定員は1998年の約7600人でずっと凍結、それが2007年にやっと見直されて、医大の新設や定員増となった(p46)

・東京や大阪など、都市部の自治体が持つ不動産に注目すべき、民主党は労働組合が支持基盤のひとつなので着手しづらいかも(p59)

・アメリカはワスプ(白人のエリート支配層)の農園主や企業家が共和党(アフリカ系は例外)、移民等の低所得労働者、マイノリティが民主党支持という階級構造がある(p75)

・大阪人の心の奥底には、「大阪夏の陣(1615)」で豊臣家が徳川家康に騙されたという400年腰の怨念がある(p93)

・大阪は明治になると、政府の中枢機能である通貨や軍事の製造拠点となった、大阪は中央権力との関係をテコに発展してきた(p97)

・関東大震災後の1930年代には、都市としては日本最大の人口を誇る町に発展するが、1945年には8回にかたる大阪大空襲で1万人の市民が犠牲になり、街並みも失った(p100)

・大阪市には大企業の本社が多数あるので、ほんの10数年前までは、市の収入の6割以上を地元の税金でまかなえていて有数な裕福な市役所であった(p109)

・大阪市役所は、ごみ処理についても、過剰コスト・過剰人員・そして過剰サービスの3点セットを貫いてきた(p113)

・府と市の機関を合体させる必要がある、ちなみに大阪府と大阪市は2つの大学に対して合計217億円も投入している、東京都(首都大学東京)へは、129億円(p156)

・日韓のFTA(自由貿易協定)は1998年から交渉されているが、韓国が課している8%の自動車関税がネックで、まとまっていない(p180)

・道州制や地域割りの話は、どうやってその地域が稼げるかという観点から考えるべき、すると4州プラス2(北海道、沖縄)となる(p187)

・関西各県をEUになぞらえると、経済の中心の大阪はドイツ、文化の町京都はフランス、海洋都市の兵庫はイギリス、和歌山はイベリア半島(スペイン)、南北に細長い三重はイタリア、バチカンに相当する伊勢もある、商才にたけた滋賀はベルギー、奈良はスイス、福井はスカンジナビア(p188)

・明治維新の功績は、廃藩置県と四民平等である、身分制度の廃止とあいまって1876年に秩禄処分によって武士の権利を剥奪した(p193)

2010/10/31作成