・日本のAO・自己推薦の小論文は、誰も監視員のいない場所で自由に書ける、一般入試で試験監督のいる場で時間内に書く小論文とは異なる(p23)
・早稲田の場合、受験勉強をして入学する学生は、全体の半分程度、AOや推薦などの入学者が増えたことにある(p27)
・学部を増やし、AOを増やし、しかし定員を増やさず、一般入試を大幅に減らす戦略の意味するところは、少子化対策であり、ブランド維持(p31)
・慶応が志願者減を防ぐことができたのは、慶応型という独自スタイルを持っていたことにある、商学部・経済学部は数学必須、社会1科目、小論文が必要など(p36)
・多数の優等生と少数の異能者という最強組織づくりに向くのが学歴採用である(p64)
・95年に32.1%だった大学進学率は、直近では50.2%まで上昇、20年余りの間に2倍近くになった(p69
・慶応や上智は、相手が自校にない「薬学部」「看護学部」を合併した(p71)
・理系でも就職難な学部として、生物・食品・農学部がある、また、冶金・鉱物・化学・建築も困る学生が多い(p92)
・最近は無意味さに気づいた大企業が、徐々にインターンシップから足を洗い始めている(p99)
・長期雇用はバブル崩壊後20年もたつのに、一向に衰える気配がない、2006年調査では、正社員男子の転職率は2005年が3.9%、40歳代で今いる会社に勤続15年を超える社員が6割もいて、これは20年前と変わらない、1990年が66.3%、2004年が62.7%(p116)
・中卒は20年以上も前から、卒業後3年で6割以上が転職、高卒は4割程度、大卒で3割程度転職する傾向が続いている(p132)
・若者に贈る就職に対するアドバイスは、1)中小企業でもいいので、まずは正社員になる、2)どうしても無理な場合は、チーフになって、25歳までに正社員になる、3)20代後半までに好況期を見つけてもう一度ステップアップすること、である(p140)
・学生時代に表彰されたことがなくても、会社になると、競い合い・誰かを教える、という行為は全員が体感できるのがメリット(p149)
・かつて高卒の人達は、販売・サービス職、製造技能工、実家の自営業、の3本柱があったが、今は自営業が崩れ、円高・グローバル化により工場移転のため製造技能工という受け皿が無くなり、残るは販売・サービスのみとなってしまった(p174)
・不況期の2000,2003年を除くと、その他の年代では、大卒正社員就職数は、80年代後半を大幅に上回る採用を企業はしている、採用を減らしたのではなく、それ以上に大卒者が増えたことが大きい(p176)
2010/12/12作成