・外交官と貿易商人と宣教師たちは、その病原菌を避けるために、つまり結核菌を避けるために、日光の中禅寺湖や軽井沢、熱海、八ヶ岳を開拓した、彼らを見習った日本の金持ちも、伊藤博文が大磯の滄浪閣、山形有朋が小田原の古稀庵、西園寺公望が坐漁荘等(p30)
・松下電器のシロモノ家電の三種の神器が、1960年代の高度経済成長の象徴であり、それで病原菌の問題が解決した(p31)
・自由には二種類あり、貧乏人が肌を寄せ合うようにして拝むのがフリーダム、一方の自由であるリバティは貴族たちの自由で、何があってもやりたい放題という自由である(p49)
・ギャンブル(賭博、投機)と占い(近未来予測)と呪いが、金儲けの精神の重要な要素である(p57)
・1570年に日本にやってきた宣教師は地動説を認めていないが、その船を操縦していた船長たちは俗人(職人階級=エンジニア)なので、地球が球体ということを知っていて彼らが織田信長に献上した(p61)
・476年に西ローマ帝国が滅びて、ローマは2,3万人しか人が住まない田舎の町になった、それでもキリスト教の権威というものはあり、800年にはカール大帝がローマ皇帝として戴冠式を行った(p63)
・キリストの本当の愛の思想である「貧しい人間たちを牛馬のように扱わない」という思想を裏切って、キリストの教えを恐ろしい支配と抑圧の思想に作り替えたのがローマ教会であった(p69)
・共和政治は、金持ち市民たちの代表者たちによる政治体制であり、民主政治は民衆(貧しい大衆)が自分の代表者たちに政治権力を与えるもの(p70)
・品種改良によってできた鶏は確かに「成長が早い」等の形質が得られたが、同時に狂暴になり、繁殖期の雌をなぶり殺すなどの気質へ変化した、自然界では繁殖期にパートナーを殺すことはない(p83)
・遺伝子組み換え作物は、農業分野でのビジネス支配という側面と、人種改良の前段階である植物の改良実験という側面をもつ(p95)
・我が国では推定1600万人に豚インフルエンザワクチンが接種され、接種早期死亡が107人でている、また豚インフルエンザは従来の香港型と病原性(感染した時の重症度)は変わらなかったことが実証された(p98)
・意識とは魂と言われるもので、本能・感情・理性・知性の4つに区分される、プラトンは魂を理知的・気概的・欲望的ををもって人間の心の動きを説明しようとした(p131)
・生まれてくる前に、上(魂がいる世界)から下に広がるこの世を見ていて、「そのお母さんのお腹へ入ろうかなと、両親や環境を選んで生まれてきた」という不思議な胎内記録の言葉がある(p133)
・死とは、来ている洋服(肉体)を脱ぐことと同じで、裸(魂)になって、住むところが、この世からあの世に移るだけ(p139)
・自己啓発、ポジティブ・シンキングとは、宗教的抑うつ状態を治療するヒーリング(民間療法)から生まれたものであったにもかかわらず、それが20世紀になってサイエンスの衣をまとっていった(p155)
・論理的に表現するとは、議論の流れに従って分かり易く説明することで、「なぜならば」という理由づけを無理にすることは全くない(p161)
・イギリスでは王党派である保守党のトーリーと、市民階級(商人などの金持ち)が支持した自由党のウィッグが対立していた、このウィッグがアメリカでは建国時に中心になった政党で現代のアメリカの共和党につながる、つまりイギリスの自由党がアメリカの保守党になった、そして、アメリカの保守党に対する民主党がリベラルを表明している(p185)
・消費税は零細業者にとっては重く、中堅以上には利益、そして輸出大企業においては補助金となる、ゆがんだ税体系である(p189)
・アメリカでは課税コストを集計すると、100ドルの課税に対して、65ドルもの費用がかかっている、税金は必要悪だというまえに、税金制度自体が無駄かどうかを考えるべき(p209)
・グローバル化は、日本人と中国人の人件費が同一水準になるまで進展する、そのため多くの人が平均付近に集まる正規分布型の社会から、格差社会に戻ることになる(p250)
・人口と工業の成長は停止することになるが、これを回避するために書かれたシナリオは、1)出生率と死亡率を等しくする、2)工業資本は、投資率を減耗率に等しくする、である(p262)
・ガワール油田は、過去70年近く、毎日何百万バレル生産しても尽きることはない、埋蔵量は常に増え続け2050年までは確保されている、これは無機起源なのか(p280)
・メキシコ湾の油田は1990年後半に生産量が急回復したが、1970年代とは明らかに異なる源から出てきている、残存埋蔵量が増加することで知られている(p281)
・地球物理学においても、地中では、水と鉄、水素と炭素の結合から、メタンと炭化水素がでいる反応の流れがわかってきているようである(p285)
・石油の有機起源説を指示しているのは、石油会社がメイン、無機起源説は、ロシア、米国、フランスなど研究所、ブラジルのペトロブラス研究所など(p292)