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summary

素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがない

素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがないの写真

・日本製造業は80年代にアッセンブリ(組立加工)でバブル崩壊後に衰えたが、部品型、ついには素材型へ変身することで完全復活した(p2)

・2008年に技術貿易の黒字額はついに8000億円(商品貿易黒字額の約10%)となり、年々2000億円以上のペースで増える(p15)

・日本の素材力が強くなったのは、1)研究開発投資大きい、2)同じ産業界から良いものを作れという要求がある(p21)

・素材部品産業は、購入先が個人ではなく企業であることも大きなアドバンテージ(p22)

・世界一の起業を作り上げるのに必要な条件は、1)品質・性能、2)信頼性高く、容易に故障しない、3)契約をまもるという倫理観があるか(p29)

・自動車業界において新しい部材を調達する場合、3-5年の信頼性試験を行う、簡単には変更できない(p35)

・絶対の知的所有権をも守りたい日本の素材メーカはリスク回避のために、日本内で分散化することを決めた(p43)

・電炉で鋼をつくるようになると、今の銑鋼一貫方式で生産する場合の5分の1のエネルギーで済む(p49)

・タイの自動車工場でエンジンを日本から持っていく理由は、1)技術屋がいない、2)下請け企業が存在しない、から(p53)

・今日本で売れているアッセンブリ型商品は、鉄道車両でニューヨークの地下鉄は6割(6000両)以上が川崎重工製(p63)

・BYDのディーラーが一時期2000社あったが、現在では1000を切っている(p68)

・中世において日本から輸出された明の時代の日本刀は、すべて溶かされて農機具、すき、くわに使われた(p183)

・東京電力の電力供給を増援しているのは、住友金属の鹿島(38万キロワット)である(p81)

・日本の製鉄所のリサイクル技術は進化していて、鋼材1トンつくるのに必要な水:340トンのうち新規水の量は、1トン程度(p83)

・極寒地の腐食を防ぐために外を薄く、内側を厚くする技術は日本しかない(p87)

・東京製鉄がつくる電炉(愛知県田原工場)は、トヨタで発生したクズ鉄しか使わない(p93)

・LED電球は寿命が白熱電球の約40倍(4万時間)であるが、消費電力は85%も下がる、ノジマが売り出したLED電球はコアチップがシャープ製(p101)

・電炉製鋼法が発展する理由は、1)消費エネルギーが小さい、2)30億トンある鉄鋼在庫(建物、車等)を20年償却すると、粗鋼生産で1億トン以上賄うことが可能(p118)

・水はわずかに青緑色をしているので、厚い層をなしている水の色は青色に見える(p144)

・共産党は2007年の17回党大会で革命政党から国民政党にかわってしまい、人民解放軍をコントロールできていない(p166)

・炭素繊維の工場は中国には移転できず韓国になった、電力が途中で止まったらそのロットはダメになるので(p171)

・DOWAはLEDの素材(ガリウム窒化)で世界トップシェア(p183)

・筑豊炭田はまだ4分の1も掘っていない、夕張は露天掘りを始めた(p199,200)

・メタンハイドレードをガス化すると扱いが非常に楽になり、安全(海底には酸素ない)である(p206)