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日本農業の底力 TPPと震災を乗り越える! (新書y)

日本農業の底力 TPPと震災を乗り越える! (新書y)の写真

・篤農家、地主等と呼ばれていた人たちは農業技術の全国普及を熱心に行って明治政府を支えていたが、戦前の国家総動員法により減少しつづけ、戦後の農地改革によって「農業経営」がなくなった(p5)

・農水省はTPP参加により4.1兆円の農業産出額が減少するというが、この15年間の交渉ですでに3兆円余りも縮小している(p29)

・2005年の不作時において米が無い場合は外米ではなく、パンや麺にシフトする。日本と他国米では異なると認識している(p32)

・農協のコメビジネスは、基本的に手数料商売になっている、手数料は米価に準拠しているので、米価が下がることは手数料=収入が減ること(p34)

・農業で生計を立てている人は、農協組合員の3.7%(36万人)しかいない、農業経営者は1%(p37)

・放射線量を価格と同様商品に明示することは、唯一の農業生き残りのカギである(p67)

・日本の貿易額におけるFTAカバレッジは 16%、米国:38、EU:30(域外),76(域内)等に比べて低い(p82)

・野菜、果樹、花はすでに関税3%であり国際競争力は強い、米は779%の関税(p87)

・日本の農業力(産出、輸出、輸入)はどの統計をみても、世界の4-7位に位置している(p108)

・日本の純輸入量が多いのは、輸出額が異常に少ないため(p114)

・日本において競争力のある農業生産性を示しているのは、千葉・鹿児島・宮崎・愛知である(p123)

・オランダは農産物のみならず、ノウハウ、農業技術、農業モデル自体を輸出している(p142)

・デンマークは1800年代前半にナポレオン戦争に負けて国土の殆どを失って、400の島と半島のみが残った、穀物ではなく、畜産と酪農に特化する戦略をとった(p152)

・デンマークの農協は、ワンユースワンボート制で、利用高に応じて発言権が大きくなる仕組み、日本の一戸1票とは異なる(p153)

・農地法、食管法、農協法は、戦前期(1920-40)のわずか20年で作り上げたもの(p191)

・我が国の農家の数は、明治5(1873)年の戸籍によれば、78%が農家(p193)

・定免法による年貢制度が定着する享保年間(1716以降)からは明治3年までは、生産力の発展によって民間の取り分が増えた、分母に米生産額以外に副業収入を加えれば、40%の税率は10%程度と見られている(p195)