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定年格差 (青春新書インテリジェンス)

定年格差 (青春新書インテリジェンス)の写真

・気力、体力のピークが大体、25−30歳と言われる。そこから下降曲線に入って、体力のみならず知識労働者としての力も大体45歳で下降曲線に入ると言われている。45歳から筋力、持久力も明らかに衰えを感じる。筋肉の代わりに体脂肪がつきやすく、持久力も無くなってくるので、徹夜作業はできない。酒も深夜まで飲みたくなくなる。45歳からは老眼も進む(p42)45歳を超えた人間の経験は、もうほとんど使い物にならないというのが筆者(執筆時86歳)の実感である(p48)

・仕事人生を終えるのではなく、違う戦い方をする後半戦へシフトする。新たなマインドセット、価値観のもとで仕事人生をリスタートさせる。今後のキャリアパスは自分で決める。何をエンジンにするかは、高級でも出世でもなく「好きなこと」「楽しいこと」「幸せ」である。(p55)

・退職を前に配置転換などの真っ只中で、まさに50代シンドローム状態に陥っている人といえば、1986ー1991年のバブル期に入社したバブル世代である。そもそも55歳定年だったところを、2013年の改正高年齢者雇用安定法で60歳までに延長、さらに65歳までの再雇用という道筋を立てた。そんな状況の中、2021年の改正高年齢者雇用安定法では、70歳定年法ということになる(p69)

・改正のポイントは、以下の5つからどれかを講じるよう努力義務がある、1)定年を70歳に引き上げ、2)70歳まで継続雇用する制度導入、3)定年制廃止、4)70歳までに継続的に業務委託契約を締結する制度導入、5)70歳まで継続的に社会貢献事業に従事できる制度の導入、4)は雇用ではなく、これまで勤めてきた会社からフリーランスとなり仕事だけを受注す流、5)は社会貢献事業への転籍で、会社の雇用から外れる(p71)

・2022年に年金に大きな変化があった、老齢厚生年金の支給停止基準が代、支給開始は65歳であるが、60ー65歳未満で企業で働いている人は、毎月の給料と年金基本金額の合計が28万円を超えた場合には、超過分の厚生年金の半額がカットされるが、2022年4月からは、それが47万円となる(p83)

・給料、肩書、仕事内容を追いかける「競争社会」は、新入社員から自然定年の45歳を迎えるまでの血気盛んな人々が生きる社会である(p85)仕事をより好みしない、給料の高さにこだわらない、ワクワクすることを軸にする、この三つは実質定年を迎えて仕事人生の後半戦を幸せに生きる上で外せない要件である、これらをいかに早く準備しておくのかが、実質定年の後半戦を味わうための最大のコツである(p120)

・定年格差を乗り越える方法、1)働く=幸せ、だと認識する、2)過去を捨てる、3)痛い目にあう覚悟を持つ、4)何でもやります、を口癖とする、5)好き、得意を掘り下げる、6)準備は早ければ早いほどいい、7)コミュニケーションとITスキルは磨き続ける、文章は3C、わかりやすく(Clear)・簡潔に(Concise)・丁寧に(Courtesy)、8)求人サイト、人材紹介会社を当てにしない、縁故(友人、知人、同僚、親戚など)、9)改めてマナーに気を配る、10)働く先を一つに絞らない(p162)