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summary

身辺整理 死ぬまでにやること

身辺整理 死ぬまでにやることの写真

・身辺整理に早すぎることも遅すぎることもない、人はいつ死ぬとも限らない、だとすれば元気なうちに自分の後始末は自分でと考えて、今すぐ身辺整理を始めた方がいいだろう。自分が死んだ後に家族がどんな困難に直面するのか、何が起こるのかを想像してみてほしい(p7)

・ベットの上に微動だにしない状態が続いたために全身の筋肉が急速に落ちてしまった、ライザップ以来、筋トレを7年続けながら維持してきた筋肉が、たったの2週間で消滅した(p19)

・オブジーボ(2018年ノーベル賞を受賞した本庶博士によって見出された、がん細胞の鎖を外す力のある免疫治療薬)とは別に、NK療法(自分の血液を採取し免疫細胞を増殖させて体内に戻す血液免疫療法)も並行して行なっている、これは100%自己負担で、一月2回の点滴で100万円ほどかかっている(p21)

・書籍で15本、絵本もすでに13本の作成に取り組んでいて、24時間執筆作業に取り組む毎日である、すべきことがあることこそ生きることの原動力になっている(p24)

・遺品整理や生前整理の広告が溢れている、ネットで見つけた業者を徹底的にリサーチして、家の近所(所沢)に拠点を持つ「エコトミー」という新進の「片付けサポーター」に依頼した(p43)借りるスペースのコストを考えれば、モノはどんどん捨てるに限る、もしも必要が生じれば、その時はまた買えばいい(メリカリ等)と考えるのが得策である(p49)

・私(森永氏)が回収を依頼した、リネットジャパンというパソコン専門のリサイクル業者は、壊れていても、どんなに古いものでもタダで引き取ってくれる(p51)

・米国、欧州でもそうだが、白人社会では、白人>黒人、その下に位置するのが黄色人種である(p60)

・給料が上がらない、あるいは年金暮らしなのに物価は上昇する一方の日本で生き抜くためには、暮らしを見直す必要がある。稼ぎを増やすのではなく、生活コストを下げる。「とかイナカ」に住めば、その暮らしは、ほぼ自動的に入れることができる(p72)

・遺産分割協議は相続税の申告は、故人の死亡届けを提出してから10ヶ月以内に完了しなければいけないと法律で定められている。10ヶ月はあっという間に過ぎていく、膨大な手続きが必要な上に、一つ一つに信じられないほど時間がかかる、並行して行うことができず、1つクリアしたら、それを持って役所へ行って手続きを進めるという具合である(p94、95)

・亡くなった父の金融機関の情報開示のためには、所定の手続き書類の提出に加えて、相続人全員の合意書と、父他生まれてから死ぬまでの戸籍を置いたすべての市役所の戸籍謄本が必要である、藤本が必要なのは、隠し子の存在を把握するためである(p98)

・資産リストを作成する、項目は、1)金融機関名、2)資産内容、3)通帳の保管場所、4)その通帳の印鑑、5)暗証番号(p102)通報の一本は思いの外、時間がかかることを考慮した上で、なるべく早い段階で動き始めること(p107)

・為替レートは単に通貨の交換比率で、一時的に相場が大きく変動するが長期的に見ると、同じものが同じ価格で買える「購買力平価」に落ち着いていく、IMFが2024年の世界経済見通しの中で明らかにした「円ドル為替」の購買力平価は91円である、だから私は「日経平均株価は3000円まで下落する可能性が高い」という警告をずっと続けている、40年前にバブル到来を警告したのに誰も聞いてくれなかったのと同じ状況が今起きている(p109)

・「おいしい話」に遭遇したら「なぜ、この人は自分に親切にしてくれるのだろう」「そんなに儲かるならなぜ独り占めしようとしないのか」と疑ってかからなければいけない、ところが人間は「無料」に弱い、その結果、全財産を詐欺師に奪われることになる(p160)

・死に向きあるのは孤独な作業である、誰かと共有したところで意味がない、老後生活に入ってから、現役時代の友人関係を引っ張り続けるのも最悪の選択である、誘いに応じていると、どんどん老後資金を食い潰すし、何より自由な時間を奪われてしまう、その意味では、人は「どんどん一人になる訓練をしていかなければならない」と思う、もとより人は、一人で生まれて一人で死んでいくのだから(p163)

・持つべきものは夢ではなく「課題(タスク)」だ、やりたいことはすぐにやる、そして毎日1ミリでも前進する、それがゴールに近づく最短距離である(p181)

・新しい宗教の創始者たちは、苦しんでいる国民を見て、どうやったら救えるのかを真剣に追求する、そして救済の方法として選んだのが「信者たちを騙す」ということ、鎌倉仏教の場合は「念仏を唱えなさい、そうするだけで、あの世で幸せになれる」と説いた、もちろん「あの世」なんて存在しないことは分かっているし、念仏を唱えても何の効果もないことも分かっている、ただ、信者たちがその嘘を信じることによって、胸に希望を抱え、一番大切な現世を前向きに生きることができるようになる、それが「悟りを開く」ということなのだと、笠原教授は解いていた(p194)

・人生で一番大事なものは何か?と訊かれたら、「教養」と即答する、教養は英語で「リベラル・アーツ」つまり、教養とは自由に生きるための技術のことで、学問的な知識があるとかないとかという話ではない。幸せに生きるためには、暮らしにう役立つ知恵を備えていることが大切だと伝えたい(p197)

・資本主義の父と呼ばれるマルクスは、資本主義の限界は4つの点で現れると示唆している、1)許容できないほどの格差社会になる、2)地球環境が破壊される、3)少子化が止まらなくなる、4)どうでも良い仕事ばかりになって、人々が仕事に生きがいを見出せなくなる、現代社会は、もう「いっぱいいっぱい」のところまで来ている、しかしこのことを誰も言わない、だから本書の最後にハッキリと伝え、僭越ながら、経済アナリスト森永卓郎の遺言としたい(p204)