・2008年9月に発生したリーマンショックの後大量の資金供給によって 米国では GDP の40%、 欧州では60%にまで財務を肥大化させた、日本に至っては 130%にまで膨らませた、 日銀のバランスシート が日本経済の1.3倍にまで膨れ上がるという 途方もない 大量の資金が供給された、 その後 2020年からのコロナ 感染機器では さらに 大掛かりな資金供給が実施された、金余りはかなり前から続いていた(p26)
・米国の長期金利は1983年からずっと低下傾向に入り、 2023年まで続いた。 1982年9月には 15.8%であった(p31)
・国民の年金制度が整備されているのは先進国だけである 、 その先進国はどこも 高齢化が進み 年金の給付額がどんどん膨れ上がってきている。 それで10年ほど前に、 ついに 毎年の年金 給付額が 積立額を上回る状態に突入した、 いずれ 年金まで全体も純減に入っていくのは避けられない(p65)
・ 金余りバブルがはじけたら収集のつかない 大混乱となろう、 やみくもな債権売りに走るだろうが、 もはや 売れない。 債権価格は価格がつかないまで下げていき 長期債利回りは上がるだろう。債権相場が暴落しだすと全ての債権が売られる、 一方的な下げとなり、あっという間に紙切れ同然の価格まで落ちていく、 これが 債権投資の怖さである(p68)
・ 2012年の段階では 世界 GDP の2.1倍 だったが、 この10年ちょっとで3.25倍になった、 つまり 1個分の借金が上積みされたわけである。 これらの多くは先進国 中心に ゼロ金利政策 が展開されていた時代の産物である、 そういった 借金 純増に対し 金利が上昇してきている、これも超カネ余り バブル崩壊の端緒となる可能性が大きい(p106)
・ 新興国や 途上国に設置された工場や農園は、より安く 労働力を提供される方向へと どんどん追いやられていく、 これが資本の論理による「富の収奪」である、 この流れが進むと 新興国や 途上国では貧困化を煽り 食えない人々が続出する。 それが十数年前から世界中 あちこちで正確 リスクの高まりを許し、 世界各地で 根の深い インフレ圧力となってきている、 これは世界経済のグローバル化の反動とも言える歴史的な現象である(p114)
・トランプ 政権は関税を一方的に引き上げているが、 関税率を引き上げた分だけは 対米輸出にブレーキがかかる、 また 米国内での物価上昇にもつながってくる。 当然のことながら 世界貿易は縮小し 自由貿易体制の成果である世界経済のインフレ なき成長にも、やはり ブレーキがかかる(p115)
・金融マーケット全般が売られると今までの好循環は一変する、つまり 逆回転 を始めるや、 どの法人投資家も地獄に叩き落とされる 。これまで 評価益を積み上げてきたはずの 資産勘定が大きく 目減り、投資損が一気に膨れ上がる、一方、負債勘定の方はまるまま残っている、 この状態を「資産デフレ」または「 バランスシート デフレ」という(p124)
・金融機関は 三重のダメージを食らう、1) 融資先の企業がバブル崩壊で大きくやられる、融資 勘定で 不良債権となる、2)事故の投資勘定が大きく下落し 投資損失が発生する、3)預金をはじめとする 借入先への 元本と利子の返済義務は確実にしなければいけない(p131)
・ 次に到来する 世界規模のバブル崩壊 だが 状況は リーマンショック時とは全く異なる、 当時と同様の対策は打てないだろう。 先進国はどこも、新興国など多くの国々でも財政は大きな赤字となっている、米国の財政赤字は国内総生産の6%に達しており 持続可能の域を超えていると言われている(p139)
・インデックス運用はただお金が増えればいい、 とする マネーゲームの一環でしかない。 投資運用 の 本来の姿からは遠くかけ離れてしまっている、お金に働いてもらうにあたっての当事者の夢や 想い、そして意思というものが欠落している (p195)
・ゴールドには金利がつかない、 だから 金利水準が高くなると金は売られがち となる、金利上昇に沿って 投資商品の投資妙味が上がってくるにつれて 金利がつかない金は見向きもされなくなる(p218)
・ 本格化の長期投資家からすると、将来を築いていくにあたって、 そのパートナーとして心から応援したい企業かどうかが一番大事なポイントとなる。 別に 高成長企業とかを追いかける必要はない(p225)