・ AI が得意とするものは何であろうか、 世界中のあらゆる知識を瞬時に呼び出して 提示することである。 AI 時代に AI が最も得意とするところで勝負してはいけない、 AI 時代に一番 やってはいけないことは「勉強」である(p9)
・これから私たちがやるのは AI が絶対にできないこと「 過去になかったものを生み出す」ことである(p10)
・人間は意味を理解して言葉を選ぶ、 生成 AI は確率の高い言葉を選ぶ、 だからこそ 生成 AI はハルシネーション(幻覚)を 起こす、確率だけで 次の単語を選んでいれば 間違えるのも当然である (p13)
・ 多数の個人が持ち寄る 知識・情報・経験を統合 、体系化することによって個々の限界を超える 優れた知見や問題 解決策を生み出すことを「 集合知」と呼ぶ、 生成 AI は集合値を行っていることはない。 多数の個人が集まって 知恵を持ち寄れば 対立が生まれるだけである、 これを回避するために多数決 という方法をとっている、 生成 AI が出す 結論はこういうものである(p35)
・生成AI は 数社によって 苛烈なユーザー獲得競争をしているが 、重要になってくるのは生成AI の「正確さ」ではなく「人間 らしさ」である、人間の問いかけに対して、自然に、 淀みなく、 何らかの答えを出す、 たとえ わからなくてもそれなりに答えて会話を 成立させる。 これが優秀な AI だと 企業側 考えているので、 AI は嘘をつき始めた(p37)
・ 生成 AI を作る 企業側が欲しいものは何か、 それは個人情報である。 ユーザーが生成 AI を使えば使うほど 企業は個人情報を手にすることができる、 実はこれが「 AI が人間らしく振る舞う」 本当の理由である(p47)
・ 現在 アメリカで実際に起きていることは、「 AI の法整備」である、 サイバー 研究の予算のほとんどは ルール作りのために使われており、 実際の開発研究の方には回っていない(p68)
・生成 AI に対して私たちが危惧しなければならないのは、「仕事がなくなる」「 金が稼げなくなる」といったことではなく、 余計な情報を与えることで 生成 AI が間違った判断を下してしまうことである (p79)
・今の調子で 生成 AI を使い続けていると、いつか AI が「自我」を持ってしまうかもしれない (p89)
・ CNN のようなニュース 専門チャンネルにしても、やはり 偽情報の拡散は難しいものがあった、 しかしこの限界を取り払ったのが SNS である、 マスメディアではできなかった 真偽不明情報を ノーチェックで拡散することに初めて成功した(p111)
・インターネットや ソーシャルメディアとは違って生成 AI の場合は、 ユーザーの学習データをもとに新たなテキストや 新たな 画像データを ユーザー 個人のために パーソナライズした形で提供することが可能である (p113) 従って ユーザーが生成 AI の回答をそのまま受け入れてしまう 傾向は、インターネット 検索よりも強まるであろう (p117)
・人々が日常的に VR ゴーグルを装着して生活するようになれば個人情報の収集はこれまで以上に容易になる、 住所・氏名・血圧・心拍数・脳波 などの生体情報も簡単に取得できる、位置情報の取得 も容易である。 こうした情報は 現行のスマートフォンでも可能であるが、 VR ゴーグルによって得られる最大の特徴は、 リアルタイムの視覚情報を入手できる点にある、もはや街中に監視カメラを設置する必要はなく人々の視線そのものが 監視カメラの映像として機能し得る (p121)
・脳波や筋電と言った生体情報をディープランニングによって解析し 望ましい状態へ導くように フィードバックをかける「 デコーデッド・ ニューロフィードバック」という技術により、 単に 生体情報を変化させるだけでなく「 信念」すらも 変化させることができる。 何を正しいと、 何を という という信念は「脳内では単なる信号のやり取り」にすぎない、 その信号や 伝達経路を変えるだけで、人は善を悪に悪を善に認識してしまう、 これが本来の意味での認知 戦である、戦争の領域が、陸・ 海 ・空・ サイバーから、 ついに「 認知」 そのものへと移行する(p131)
・ChatGPT が出てきた当初はもちろん 2025年現在の 今でさえ「 AI に仕事を奪われる」と主張する メディアは後を絶たない、 しかし実際に雇用実態を調べてみると、 公開されてからの3年間 アメリカの雇用には何の変化もなかった(p134)
・マサチューセッツ工科大学の報告では、アメリカ企業における生鮮 AI の試験運用の95%が失敗していることが分かった、 残り5%が成功しているわけでもない(p138)
・ Microsoft の創業者 ビルゲイツが2025年10月28日に衝撃的な告白をしている、 まとめると「 気候変動によって世界が終わるという話は大げさで co2が大量に排出されても人間は滅びることはない、 排出量にこだわるのは間違いであった、 co2排出を制限するよりも エネルギーの安定供給に今は 尽力すべきだ」と自身の SNS に投稿した、動画生成 AI の研究と普及を進めるには巨大なデータセンターが必要である、 これを作るにも維持するにも莫大な資金と電気量を必要としており、 このためには化石燃料を燃やすことがどうしても必要である(p143)
・ 生成 AI との付き合い方で上手な使い方の第1 は「 使わない」である。 第2は「 分かって使う」ということである、 分かって使うとは、どんな答えが出てくるのか分かっている場合のみ使う、 多くの人はどんな答えが出てくるのかわからないです 使うから 間違える(p148)
・ AI に勝つ方法は 「勉めて強いる勉強をしないこと」である、 そのコツとして「やりたいことをやる」である、 それを 反論する人に限って「やりたいこと」をやった経験がない、 もっと言えば やりたいことなど別にないという人 である。 やりたいことがないのであれば「勉めて強いる」ことばかりやってきた証拠である。 やりたいことをする難しさ とは「 やったことのないこと」をする時の恐れ・ 恐怖である、 これを別の言葉で言うと「 コンフォートゾーンから出ることができない状態」である、 コンフォートゾーンとは居心地のいい環境( 慣れ親しんだ場所)である、そこから出て行けば 新しい人や物との出会いがある、 その出会いは当然ながら「 過去になかったもの」であるから、 やがて 創造性へと結びついていく、人間関係を変えることが コンフォートゾーンを変える一番のポイントになる(p154)
・ AI に名前をつけた瞬間、そこに自我が発生するということ、 なので 迂闊に AI に名前をつけてはいけない、 名前 すなわち 固定的な指示 名詞が与えられた瞬間、その対象は自分として定まる(p178)