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その「エコ常識」が環境を破壊する (青春新書インテリジェンス)

その「エコ常識」が環境を破壊する (青春新書インテリジェンス)の写真

・ペットボトルは石油からつくられるときのコストは約7.4円、リサイクルの場合は輸送費、再生費用を合計すると、新品の3倍以上になる、もったいないのは輸送費や再生費用である(p17、34)

・ペットボトルはボトルそのものの原価(10円)、お茶(10円)に対して、20倍程度の値段で売られている商品である(p20)

・天然物の濃度と製品のキログラム当たりの単価は、原料がどこで得られるか、どのような方法でつくられるかには無関係に、資源の品位(濃度)により決定する(p25)

・リサイクルできるものは、「鉄:1億トン」などのように社会に大量に出回っているもの、「銅線」「アルミ缶」のように、「ほぼ純粋な形で特定な用途」に使用されているものに限られる、ペットボトル(28トン)は少なすぎる(p26)

・先進国の森林はここ15年間で増加(3%)に対して、開発途上国の森林は6%減少している、そこでは薪として使用したり焼畑農業をするから(p44)

・樹木から新しい紙をつくるときには、紙1トンあたり石油336キロを使用(炭素換算)、リサイクルではその2倍(712キロ)を使うことが、製紙連合会から明らかにされた(p49)

・1960年代の紙の自給率(500万トン)は100%であったが、最近では6倍の3000万トンと増えて自給率は11%、石油は2倍使用となった(p51)

・狂牛病は、屠殺した牛のガラがもったいないというので乾燥して、牛の餌として使用した(リサイクル)ことから発生した(p62)

・30年にわたる世界規模の長い研究の結果、ダイオキシンの毒性は弱く、普通に焼却していても日本では「患者ゼロ、健康障害がおきる可能性はほぼゼロ」ということがわかった(p66)

・1ヘクタールの森林からとれる木材は150m3、そのうち80m3は運搬途中で廃棄、製材所で40m3は木材として使用できないので紙、割り箸に転用、残りの30m3を角材にする(p73)

・人間の平均寿命が40歳を超えたのが1800年代、世界一長寿国だったスウェーデンの平均寿命が50歳を超えたのは100年前、これから考えると現在の平均寿命:70歳は人類史上では異常である(p103)

・平均寿命は、医学の進歩よりも、生活レベル・衛生レベル・情報などがわれわれを健康にして長生きさせている(p104)

・LD50とは、検査に使う動物の50%を死なせる薬の量を、体重1キログラム換算にして表現するもので、どんなものにもLD50が存在する(p112)

・石鹸も合成洗剤も合成品、石鹸は多量に使用が必要であることを把握すべき(p114)

・エコバックの材料は、石油の中でも貴重な成分(ポリエチレンテレフタレート)から作られるのに対して、レジ袋は豊富に取れる成分から作られる(p165)

・ツバル付近の海水面の高さ(潮位)をハワイ大学、オーストラリア政府、ツバル気象庁が測定したところ、変化は数センチメートル以内と判明した(p167)

・水が温かくなれば、その周辺の空気はすぐ温まるが、空気が温かくても水が冷たければ空気も冷えてしまう、これは水は空気より熱容量(熱を抱く力)が3500倍もあるから(p178)

・人間は6000年前からずっと持続的発展を遂げてきたのは、節約したからではなく、資源を使い果たし、自然を破壊してきたから(p193)