・日本の上位10社を除けば、残りの会社は全て海外の民間投資ファンドによって買収することが可能(p40)
・本業以外に手を出して破綻した企業の代表格はGM,1984年にコンピュータソフト(EDS社)、航空宇宙産業(ヒューズ)を購入していた(p46)
・GMはシボレー、キャデラック、ビュイック、GMCは残ったが、オペル、サーブ、ポンティアック、ハマー、サターンは売却、清算された(p47)
・ファンドや買収者が株主提案をすることが増えてきている、中部電力、電源開発、江崎グリコ、ブラザー工業、ノーリツ、フクダ電子等(p69)
・任天堂が買収されない理由として、1)現金を持つ合理的理由を理解している、2)今の経営陣はベストな布陣であると理解されている、が考えられる(p69)
・任天堂の役員報酬はマイクロソフトの6億円を比較して8000万円程度であり高くない、任天堂のゲームクリエータにとって仕事に熱中できることがポイント(p77)
・三角合併とは、海外の買収者が日本企業を買収する際に、その代金を現金でなく自分の株式で払うということ、その際にはその海外企業の日本法人も絡むことになるので当事者が3者となり、三角合併と呼ばれる(p100)
・三角合併が日本であまり起こらなかった理由として、貴重な自社株を交付することに躊躇する、買収した親会社の株式を交付された株主達は持ち続けてくれるか等の心配がある、1株あたりの収益(EPS)が低いため(p103、155)
・敵対的買収とは、株式を買われる会社の「経営陣を敵に回して」行われる買収のことで、買収される株主や従業員については必ずしもそうとは限らない(p114)
・株式評価の際に重要なのは、これまで会社があげた利益よりも、これからあげると予想される利益が重要であるため、赤字の東芝の株価が黒字の日立よりも高くなるという現象がおきる(p142)
・金融危機により5大投資銀行は投資銀行をやめたわけではなく、商業銀行と同じ土俵で投資銀行業務(資本勘定の12.5倍:自己資本率8%)を行うことが要請されるようになった、また老舗のラザード(中堅投資銀行)は今まで通り存続(p169)
・ベアリング商会は、合衆国の国債を引き受けてアメリカ政府に融資することで、アメリカは1803年に仏領ルイジアナ(ミシシッピ川ほぼ全流域、15州210万平方キロ、現在アメリカの4分の1)を買収できた(p183)
・原子力発電業務において、東芝はウェスティングハウスを買収(2006年10月、4200億円)ので、三菱アレバ、日立GEと比較して有利な立場にいる(p199)
・9つあった百貨店は、三越・伊勢丹、阪急・阪神・高島屋(エイチツーオーリテイリング)、大丸・松坂屋(Jフロントリテイリング)、そごう・西武・セブン(ミレニアムリテイリング)の4つに集約された(p201)
・キリン、サントリーの合併は、世界の食品・飲料業界で見れば、ネッスルやコカコーラの4分の1程度(時価総額:2.5兆円)であり、生き残りの必然の組み合わせ(p217)
・買収されたアルセロール(欧州鉄鋼会社)は、8つの投資銀行をつかって、買収防衛戦を繰り広げた、ミタル側はゴールドマン・サックス等の5行を用いた(p233)