・戦争開始時には、10キロのお米の値段:3円、石油ショック前:870円、石油ショック後:3200円、石油の値段が10倍になった時、お米は4倍、戦前比較で1000倍となった(p22)
・地球上の地下深くには、「石油に似ていて石油のようなもの」は多いが、水素が不足していて(粘度が高くて)使えないものが多い(p30)
・ガワール油田は1200億バレルの埋蔵量があると言われていたが、もう7割消費した、現在は高圧の水を油田に700万バレル圧入して、100万バレルの原油が水と一緒に出てくる(p33)
・普通は軍事技術の方が難しいが、原子力の場合は、それが逆で、軍事用の原爆は簡単に作れるが、平和用の原発は数段難しい(少しずつ爆発させるための制御)のが特徴(p48、51)
・日本の原発は全て「軽水炉」という、普通の水(軽水)を使って原子炉が自分自身で爆発を止める(自動的に反応を止める)機能がある(p53)
・各国のエネルギー自給率は、日本:4%、ドイツ:27、イギリス:78、アメリカ:61%、カナダ:140%である(p65)
・太陽電池を普及できない本当の理由は、1)太陽電池を組み立てるときの電気だけを計算して、材料を製造するものはカウント外、2)電気だけの収支で、使用する石油や材料製造コスト、物流エネルギーは計算外、である(p76)
・ダムを造っても、上流から流れてきた土砂を時々「排砂」してダムゲートを開ける必要がある、腐った水が流れ出て下流は悪臭が立ち込めて魚は生存できなくなる(p84)
・今使っている石油は、そのまま燃やすのが90%以上なのであり、プラスチックになるのは10%以下なのでプラスチックをリサイクルしても石油の節約にならない(p94)
・世界のガソリン消費の割合において、アメリカ:52%、日本:6.1、中国:5.2、カナダ:4.1、ロシア:3.6、ドイツ:3.5%@2007である(p117)
・穀物自給率が100%を超えている国は、「お金」か「土地」が余っている国のどちらか(p122)
・為替を操作することで、かつてイギリスはインドの富と努力を吸い取ったが、現代はイギリスがアメリカ、インドが日本になっている(p126)
・2005年にアメリカ南部州を襲った「カトリーナ」は史上最強と言われたが、100年前にはもっと大きなハリケーンがあって6番目の大きさ(p139)
・石油はあと30年もすると、使いにくくなって値段が上がると、石炭が登場することになる、最低でも2000年程度はもつ(p162)
・核分裂の材料はウランであり、300年程度しかもたないが、もうひとつの方法である核融合は重水素が原料で海に膨大に存在するので、3000年程度はもつ(p182)
・ドイツには風力発電もあるが、石炭や原子力の発電方式で全体の8割を作っているし、フランスから原子力による電気も購入している(p188)