・一杯飲み屋において注文の前に、何年ものかを聞くのはマナーに反するが、グラスに注がれるときに聞くのは許容される(p19)
・亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起きる(p26)
・クレオパトラは、魅力的な女性であったはず、勝負に打って出たときの彼女は、全身がキラキラと輝いていたに違いない(p31)
・異国間で歴史事実は共有できても、歴史認識の共有はむつかしい、それは時間とカネの無駄(p49)
・公立の図書館はもともと、筆写本しか存在しなかったために書物がひどく高価だった古代に生まれたもの(p69)
・女が女のことばかり考えている限りは女の独立は絶対に達成できない(p74)
・民主市議政体下の有権者は「何をやったか」で支持するのではなく、「何かやってくれそう」という想いで支持を寄せる(p78)
・歴史は繰り返すというが、少しばかり様相を変えて繰り返す(p85)
・ローマが強かった要因はいくつかあるが、その第一が常備軍制度にあったことは定説、いつでも軍事力を行使できることは外交の場で有利(p115)
・ネロは誰とでも仲良くなってしまう、特に大国パルティアを囲む小国の統治者が感激するので、彼らがネロのシンパになる、これによりパルティアとの関係が改善された(p128)
・ローマは、カエサル・アウグストゥス・ティベリウスの三人で創設された、カエサルが青写真をかき、アウグストゥスが建設、ティベリウスが内装その他を整備した(p132)
・本格的な改革とは意外にも、二世・三世によって成されている、ただし傍流の彼らであるが(p162)
・以前の移民は、その国の言葉を習得して法律を守るのは当たり前と思われていたが、今は、その国の中に自分たちのための治外法権区域を作ることに熱心である(p168)
・食べていけない状態にある場合の対処方法として、1)歯を食いしばって耐えて、食べていける道を少しずつ築く、2)他人のものを奪って食べる、がある。農民と山賊、交易業者と海賊の違いである(p182)
・日本の政治の安定を目指すためには、自民党と民主党の大連立が必要(p190)
・マキャベリも言っているように、大衆は問題点を具体的に示されたならば、意外にも正しい判断を下す(p193)
・古代ローマに難民問題も人種差別問題もなかったのは、階級社会(皇帝、元老院、騎士階級、平民、解放奴隷、奴隷)であったから、難民は奴隷の下の最下位層から働くしかなかった(p212)
・街道自体はローマ人の発明ではないが、街道のネットワーク化はローマ人の創造した発明(p215)
・想像力とは、筋肉に似て、使わないと劣化するという性質がある(p237)
・勝つのに最も効果的な方策は、敵が予想もしていなかった戦術を用いたときである(p247)
2010/11/21作成