・2007年の夏から、マクドナルドは都道府県ごとに5段階に分けたか価格設定に切り替えた、東京大坂は一番高いグループ、宮城・島根県は最も安いグループになる(p17
・商品を売る側は、「客側でかなり手間のかかる方法での値引き」を 用意して、消費者能力テストとして活用している(p22)
・自己選択型の価格差別(自動車でのオプション選択)は、工業化が進む中で、自動車産業がナンバーワンになった原動力(p29)
・転売は価格差別の天敵である理由は、正規ショップば特定の相手に安く売ったものが、本当なら高くても安く転売されてしまうことだが、オマケ商法の副作用として生じる転売は、正規ショップがまだ安く売っていないうちに、安くないと買わない客に対して転売されるので価格差別の効果を強める(p35)
・おまけ商法をされても困らない理由は、その代金は、先に複数買った消費者から回収するので(p41)
・価格を下げた時に、「まあ買ってもよいかなグループ」が増える場合には、需要の価格弾力性が大きいと表現する(p68)
・平均コストと利益が安くなりすぎないように、すぐに性能を高くした商品に切り替えることを繰り返す(p96)
・ひとつのゲームソフトを複数のゲーム機に向けて同時に開発するマルチプラットフォームというやり方は、範囲の経済を活用したもの(p100)
・主翼製品は赤字で売っても、他で稼ぐという発想は危険、他の商品は競合店でも売っていることが多く、単なる値下げ競争に巻き込まれる(p103)
・繰り返しの囚人のジレンマにおいて、もしも最終回が決まっているなら、最終回にどうなるかを考えればよく、初回から裏切るのが良い、最後がわからないケースは「協調」が良い(p127)
・廉価版が売り出されるときには、本当に高くでも買う人はすでに正規版を買っているので、廉価版の転売によって価格差別が邪魔されることはない、これは「時間を通じての価格差別」という(p138)
・服の本当の「標準価格」は、シーズンの真ん中で始まる、最終バーゲン開始時点での価格である、これも時間と通じての価格差別である(p141)
・中古品対策として、正規版の中古品を買うのと同じ程度の価格で購入できる「廉価版の新品」を売る、中古品を買うお金はメーカーに回らないので(p145)
・いまの社会は、明確に役に立つ仕事をしている人ほど、お金を稼ぐことがむつかしい状況になっている、消費につながる「価値観」を発信して、その価値観に基づいた商品を提供することにより高い賃金が得られる(p172、174)
・機能性が高い製品(技術=特許)は数年から長くて20年しか稼げない、キャラクター付き(著作権)は50年、ブランドマーク付き(ブランド)は永遠である(p185)
・サービスは転売しにくいので、価格差別がやりやすい、女性向けの割引価格の導入が好例(p195)
・ケータイクーポンを使ってマクドナルドがやりたいことは、お店と顧客の相互に利益のある取引(顧客別にクーポンを発行することで稼働率をアップ)である(p226)
・ポイントをつけたり特別のクーポンを配って値引きするかわりに個人情報をくださいというのが企業の本音(p237)
・正しい判断をするためには、それまでにつぎ込んだ投資から撤退しても回収できないコスト(サンクコスト)は忘れるべき、有料アイテムにかけたお金も一例(p251)
2011/6/12作成