・長期投資は儲からない、と覚悟してくれたならば、本書の目的の3分の1は果たせたといえる(p14)
・債券は国債を選ぶべき、株式+債券という分散投資が有効であり、他の分散投資はダメになってきた(p15)
・大幅下落の危険性が強そうな銘柄ほど急上昇する、アップルが良い例(p24)
・住宅ローンを組んで家を買う人は、地価に連動した資産運用をしていると言える(p29)
・満期前の売却や解約にコストがかかるものは、流動性は低いという問題があり、個人の投資には適さない(p36)
・投資対象は、1)流動性が良いか、2)価格変動が観察しやすいか、の条件を満たす金融資産を対象にすべき(p37)
・リスクがある時の複利効果は、一部の投資家の一人勝ちを生む(p65)
・暴落から逃げることがリスク管理では肝心で、その意味ではドルコスト平均法はダメ(p92)
・日本人にとって、金投資は、じつは金投資に米ドル投資を加えた分散投資になる。国際的な金価格は米ドル建てで決まり、それに対米ドル円相場を掛けたものが、円建て金価格になる(p94)
・顧客に長期・分散投資をすすめる理由は、1)他人のおカネの運用でのリスク抑制はまじめにやる気にならない、2)手数料を多く稼ぎたい、である(p98)
・リスクを負ってでも、日本国債を大量保有した方が平均的には儲かると見込んでいるから、国債を売らずにむしろ買い増ししている(p105)
・幹事証券会社が個人向け社債には手を出さないようにする、個人投資家に損失を押し付けられるので(p141)
・実質実効円相場で見た場合、円高だったのは、1993-95年にかけてのみ、この時期に外貨投資をしたひとだけが、長期投資でも低いリスクで儲けるチャンスを得た(p150)
・変動相場制移行後の対米ドル円相場は、強い円高トレンドをもってきたことを認識すべき(p168)
・1998年のロシア通貨危機(8.17)と、2008年に起きたリーマンショック(9.15)により、米ドルや豪ドルが暴落している。しかし暴落は10月に起きている、ショックの後ですぐに投資をやめていれば大暴落から逃げることができた(p177)
・資産運用に必要な資質は、1)投資相手に惚れ込まずに、いつでもすぐに切り捨てられるクールさ、2)危なそうな資産にも躊躇せずに投資できる勇気、3)毎日のように情報をチェックするための継続力(p198)