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「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか? (PHPビジネス新書)

「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか? (PHPビジネス新書)の写真

・金本位制は、通貨節度を守るという意味では優れていたが、経済成長に対して抑圧的に働くので、それらの制度は放棄されることになった(p7)

・アジア通貨危機の原因は、むしろ「日本」にあった、ヘッジファンドはあくまで大きな流れに乗っただけ(p50)

・1ドル50円が受け入れられない理由として、輸出大国として円安として栄えた記憶、ドルは基軸通貨であるということ(p55)

・基軸通貨とは、「その国にとっていいことが、世界中にとってもいいことであるという関係が成り立っている国の通貨」である(p56)

・イングランド銀行が誕生した1694年は、後に王位につくオレンジ公ウィリアムに120万ポンドの融資を持ちかけた見返りとして、独自紙幣発行権を政府に公認してもらった(p66)

・シティがイギリスの軍事資金調達(第一次世界大戦)に応えられないことがわかったイギリス政府は、アメリカの資金調達に走った(p75)

・1931年9月にイギリスが金本位制をやめた後、1932年の「為替平衡勘定」は、金本位制を維持していたフランスやアメリカの外貨を買う、あるいは、ポンドを売って金を買うことであった(p81)

・1936年9月にフランスも金本位制を放棄して、「三国通貨協定=為替戦争の停戦協定」が結ばれた、相手国が自国通貨の対ドル為替相場を可能な限り安定的に維持する場合には固定価格で金を無制限に売却すると、アメリカは宣言した(p81)

・イギリスが形成したブロック経済圏では、ポンドが国際決済に使用された、その経済圏では、各国通貨はポンドと固定的にリンクされた、ロンドンに蓄積したポンド預金を国際決済に用いた(p83)

・1949年に最初のポンド切り下げ(1ポンド4.03→2.80ドル、30%)、1967年に二回目の切り下げ(→2.40、14%)の時にはスターリング諸国(ブロック経済国)は追随しなかったので、ポンドの基軸通貨の役割も終えた(p88)

・リーマンショックで危機に陥った投資銀行(ゴールドマン、モルガン)は銀行持ち株会社への衣替えで、乗り越えた、つまり投資銀行と商業銀行の二足のわらじを履いて、FRBの監視を受ける代わりに公的資金注入を得ることができるようになった(p134)

・1ドル50円に接近するにつれて、日本の貿易取引はかなりの部分が円建てになっていく、ドルに対する需要が低下する(ドルが減価)ということ(p195)