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2013年長谷川慶太郎の大局を読む(CD付)

2013年長谷川慶太郎の大局を読む(CD付)の写真

・ユーロは東西ドイツ統合の代償として導入された、それに合意したフランスをはじめEU諸国とドイツは何としてもユーロを維持しなければならない使命感と義務感がある(p1)

・天然ガスを含むシェールガスが突然、アメリカを中心に吹き出すようになってきて、これによりエネルギー大量輸入国のアメリカが逆に輸出国へ大きく変貌する可能性が高くなった、これは政治・軍事地図を大きく描き変えることになる(p3)

・ナイジェリアなど8か所にLNG(液化天然ガス)をタンカーにのせる工場が2010年に完成したが、その後にシェールガス革命がおきたので、その工場操業が止まった、アメリカからの需要がなくなったため、それは欧州市場に供給され始めた、そのためロシアは今までのように強気な価格交渉ができなくなった(p23、26)

・シェールガス革命は、穀物・食料品の価格の下落につながり、デフレを加速することになる(p31)

・LNGを使って3度発電が可能でこの技術は完成している、LNGが600倍に気化するときにタービンを回すのが1回目、気化した天然ガスを使ってタービンを回すのが2回目、高温排ガスを使うのが3回目(p34)

・エチレンは一般的にはナフサを分解して作るが、シェールガスも原料にできるので、それを原料にしたエチレン工場が全米で増えてきている、ダウ・ケミカルは2017稼働目指してテキサス州に建設予定(p39)

・現在のドイツ経済の状態をもたらした最大の原因は、1998年にシュレーダー政権が労使関係の決定権を各々の企業経営者に与えたこと、同じことを今やろうとしているのがイタリア、まだやっていないのがフランス(p86)

・共産党の重要な決定事項は、河北省秦皇島市の避暑地・北戴河で毎年8月に行われる非公式会議で決められる、現役指導者に長老も参加する2週間もの会議(p101)

・中国の鉄鋼生産は2010年には全世界の50%を超えていたが、現在は20%以下、秦皇島という港は2億トンを超える鉄鉱石、1.2億トンを超える粘結炭の在庫があり、オーストラリアからの輸出が止まり相場も落ちてきている、ブラジルも同様(p103,117)

・阪和興業には、東は船橋、西には大阪南港に広大な鋼材の積み場(ヤード)があり、その在庫により相場の先行きが読める(p104)

・世界的にはエネルギーが供給過剰になってきている、WTI価格は90ドルを切ってしまった(p120)

・日本のメタンハイドレード(少なくとも1兆トンの埋蔵量、LNGは年間8000万トン使用)は実用化が迫ってきている、本格的に展開すると日本のエネルギー市場は一変する(p144)

・トヨタの従業員の平均年収は580万円(7.2万ドル)、GMは2.3万ドルで3倍の開きがある(p155)