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summary

預金封鎖

預金封鎖の写真

・アメリカの金融緩和で市中に流れた金額は、ピーク時で4.5兆ドル(540兆円)で、GDP比較で20%に対して、日本は300兆円なので、GDP比較で60%となる(p4)

・日本の3大メガバンクは、この2年間で国債保有を急減させている(p5)

・日銀のお札は、大量の国債という負債のせいで、その価値がどんどんチープ(円安)になっている(p23)

・自国民の命と財産を奪う方法は、1)戦争をしかけて、戦争に自国民を徴兵する、2)課税、3)国債発行をして国債償還に応じない、4)価値のない紙幣の増刷、5)インフレを起こす、6)預貯金・証券投資口座を没収(p29、31)

・AIIBに日本を入れないために自分は入らないとアメリカは発表する一方で、イギリスのシティを通じてAIIBに資金・ノウハウ供給をしている(p34)

・日本では全体未聞の5つが同時に起きている、1)巨額の財政支出、2)異常な株価高騰(2014-15)、3)超低金利、4)貧困層・高齢者の超低金利、5)地方村落の消失拡大(p39)

・ローマ帝国時代の「パンとサーカス」は、超低金利政策と、大量財政支出(p40)

・政府に騙されやすい国民の割合が低い国は、先進国では豪州(16%の保有)、フランスやイタリアも50%以上が外国人が保有(p41)

・政府の過剰な負債→通貨価値の下落→物価上昇→金利上昇→ひどいインフレ(p46)

・息子のブッシュ大統領は、戦費調達のために、銀行が一定の現金を積み立てる代わりにアメリカ国債を積み立てても良いというルールに変更した(p49)

・デリバティブの2012年の総額は、9京3600兆円(780兆ドル)、これは全世界のGDP合計の12倍、アメリカ政府予算の220倍、世界の株式時価総額の10倍(2015年2月)である。いずれクラッシュするだろう(p57、72)

・2010年以降のアメリカの個人負債の問題は、教育ローンと車のローン、総額が43兆ドル=5160兆円(p59)

・奨学金のデフォルトは極めて高く、2014年では14.7%のデフォルト率、これは過去20年間の賃金上昇率が学費の上昇率に全く追いついていない、今は持ち家ではなく、教育と車に向かっている(p60)

・オスマン帝国の国債は1854年のクリミア戦争の戦費を賄うためについに、1875年にデフォルトした。イギリスとフランスは徴税権を奪取した。そしてついに1929年に終焉を迎えた(p83)
・アメリカドルは、国内の2つの戦争を経て誕生した。独立戦争と南北戦争。大陸会議が発行した「コンチネンタルズ」という通貨は、金の裏付けがなかったので、南北戦争のために大量に刷られ、インフレのもと紙屑となった(p84)

・南軍=コンフェデレート・ステイツ・オブ・アメリカ(グレーバック)北軍=ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(グリーンバック)は内戦に突入した。内戦に勝てば額面通り南軍が払うという国債であったので、南軍の敗北とともに紙屑となった(p85)

・1729年、1トロイオンス(31.1035グラム)の金貨の値段は、19.75ドル、1944年に発効したブレトンウッズ協定では、35ドル。これは1971年まで公式価格であり続けた。つまり、1792年から1971年までの180年間で、ドルの価値は半分以下に下落したのみ。しかし2006年には644ドル(ドルの価値が20分の1)となった(p89)

・2015年6月18日のファイナンシャルタイムズによると、中国銀行が世界の金取引の価格決定団に参加することになった。イギリス、アメリカ、フランス、カナダ、スイスに加えて中国(p110)

・過去400万年で生まれた世界の人口よりも多い人口が、1950年以降に生まれている。これは驚くべきこと(p114)

・アメリカ人は、金貨や延べ棒を持ってはならない、というこの法律は1974年まで続いていた。なので裕福なアメリカ人は国内に金を置かなくなった(p126)

・人民元がドルにペッグする=固定相場制ことの見返りとして、中国政府は大量のアメリカ国債を購入することを義務付けられた(p135)

・殆どの人は皆が株を買う時に自分も買う、しかし誰も買わない時こそ買い時である。人気のあるものを買って儲けられたためしはない(p152)

・GDPの伸び率よりも企業の収益率が伸びたということは、消費者が自分達の賃金が増える率(賃金上昇率)以上に消費を増やしたということ(p154)

・人民元がノアの方舟として国際化を果たしていないとすると、スイス・フランと、シンガポールドルという2つの通貨が避難港として浮かび上がる(p167、187)

・日本の人口減少という根本的問題がこの20年間、表面化せずにやってこれたのは、アジアの経済成長と、アメリカの過剰消費という外部要因のおかげ(p219)

・最近は、キプロス、アイスランド、アルゼンチン、終戦後・関東震災後後の日本等に、預金封鎖をやっている(p243)