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英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書)

英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書)の写真

・その時々と自分の得意分野に注目するには、1)興味を持てることがたくさんある人は、一つに絞る必要はない、2)少なくとも「嫌ではない仕事、人から自然に求められる、過去にうまくできたこと」をやる(p30)

・就職の面接とは、「その企業のビジネスのどこに興味を覚えて、どういう仕事に取り組みたくて、どういうことができるのか」を端的に述べる(p38)

・志望動機を言うためにすべきことは、1)相手の会社には何が足りなくて、何が必要とされているのかを見極める、2)自分ができること(できそうなこと)から企業が欲していることを探して結びつける(p44)

・今までの就活は、できることが何もない学生が、企業に採用してもらうために、夢や理想を語って、経験・スキルではなく、自分を企業に40年間丸投げします、という宣言を売りにしていた。「がんばります」で内定がとれるのはブラック企業だけ。(p45、48)

・今からでもできることをして、英語力・ノースキルの2つを改善したうえで、日本国内のみに囚われず海外も含めて就職先を考えたら、可能性は広がる、ということを伝えたい(p49)

・日本の上場企業の2012年の全従業員は合計618万人、日本の全従業員は4000万人なので、比率は15%。ここにはブラック企業と噂されるところも含まれている(p56)

・世界的常識では、ノースキル文系学生は無職で当たり前。学校卒業して仕事が欲しければ、コンピュータサイエンス・エンジニアリング・ファイナンスや法律を学ぶのが普通(p63)

・新卒で正社員として入社し、できるだけ長く勤め上げるのが正しい人生、それを真に受けたらプレッシャーで潰される、そんなゲームは降りるべき(p69)

・現在の就活では、なんらかの武器になるスキル、経験、実績が必要。気合い芸では内定が取れないのは明白(p80)

・1年間休学し、最初半年間は英語学校に通う、フィリピンに留学するのがお薦め。メリットは、マンツーマンのレッスンを一日6時間受けられる。米英ではグループレッスンで1日2時間程度なので、話せるようにならない。2つ目のメリットは、寮費・食費込みで20万円以内で行ける(p89)

・日本人に求められている、多くの企業で求められている英語は、欧米向けの英語ではなく、インドネシア、シンガポリアン、インド人と仕事ができるようになるための英語である(p91)

・自分に足りないものを認識して、留年を決めて一年で帰ってきたところが、企業が大きく評価するポイントとなる(p96)

・世界一周して、百人の凄い人と会ってきても何の足しにもならない。それをするなら、そのうちの一人に弟子入りして半年間働く(p98)

・企業は海外で、海外の給与水準で雇える人材を大量募集している、現地のインドネシア人よりははるかに給与は高いけれど、日本人の本社の人材よりは給与はだんぜん安い、そういうところにすごく需要がある(p116)

・現在、日本とインドネシアでは報酬額が10倍以上異なる、ただし、インドネシアでは、クラウドソーシングの報酬が一般の平均賃金よりも3倍程度高い。このため、先進国から単価の高い仕事がネットを通じて入ってくるようになった、日本国内で働く人には脅威(p125)

・先進国に住み、新興国の高度人材と同じ仕事をしている人は、単価が下がり生活苦しくなる。新興国に住みネットだけで先進国の仕事が受注できる人は、単価が上がり暮らし向きは良くなる(p127)

・日本に住んでギリギリの生活をしていたら、新しい事にチャレンジするのは難しい。海外に住んで日本からの仕事を受けることができれば、「時間を稼げる」(p132)

・人材を分ける4つは、意識の高低・実行力の高低により分けられる。実行力が高く意識が低いのは「マニュアル人材」、意識だけ高く実行力が低いのは、企業が雇いにくい(p138)

・意識が高くで実行がちぐはぐな人材は、1)やりたいことが壮大な割に、その目標は自分で考えたものでない、2)やりたいことを実現するステップを考えていない、3)やりたいことがすぐ実現できない社会が悪い(ショートカット思考)と言う(p140)

・意識が本質的に高いのではなく、意識が高く見えるマニュアルを実行しているだけの、マニュアル人間の可能性がある。意識の高さの偽装(p147)

・意識の高さを偽装してしまう人は、目標やゴールの立て方が間違っている。変えたいこと、実現したいことにフォーカスするのは本来のビジョンや目的だが、その代わりに「自分がなりたい「状態」にフォーカス」してしまう(p149)

・企業の仕事を見極めるのは、企業の業種、にもっと着目すべき。航空会社、鉄道会社、バス会社、宅配業、これらの仕事の中身は非常に似通っている(p159)

・銀行業は、1)企業にお金を貸す(融資)営業、2)融資可能かを判断する審査、3)原資となる庶民の預金を集めてくる窓口業務、が基本である(p163)

・業界には、どういう仕事が存在するのか、どういうことが経営のポイントか、それを調べるのが大事(p164)

・資格を分ける基準は、「国家資格か否か」「独占業務があるか否か」で分けられる。別の言葉だと、「シグナリング効果の有無」「ライセンスであるか否か」(p169、174)

・シグナリング効果あり、かつライセンスがある資格として、医師・弁護士・公認会計士等、ライセンスはないがシグナリング効果があるのは、ハーバードMBAやTOEFL満点等、気を付けないといけないのは、シグナリング効果は無いが、ライセンスである資格:宅建、行政書士、社労士、中小企業診断士等(p176)

・いま外国に仕事をとられている仕事というのは、「世界のどこでやってもかまわない」仕事(p199)

・仕事の移転に関しては、知的かどうか、単純かどうかが判断軸ではない。物理的な場所を問うか問わないかである(p202)

・日本国内に残るジョブは、「ラストワンマイルジョブ」、最終的にお金を払う人のことろで、人が直接何かをするような仕事。電車や車の運転、高齢者等の介護、接客、ホテルマン、料理人、美容師、医師、看護師、公務員全般など、但し高賃金は保証されないのが注意(p206)

・グローカルという仕事もある、日本と海外をつなぐような仕事もある。グローバル(海外)で働いていながら、ローカル(現地)とも密接に関わる(p209)

・ニートをするなら海外、そのメリットは、1)生活費、2)人生の意味を考える時間を持てる(p214)
・ものごとの戦い方には2種類ある、1)戦闘力を高める、2)戦う場所を変える(p231)

・戦って勝てる場所で勝つ、これがポイント、経営学用語で「ポジショニング」という。相対的な戦闘力が大事(p237)

・行うべきことは、1)参戦できる最低限の武器(英語と多少の実務経験)、2)常識にとらわれない勝てる見込みのあるポジションをとる、3)仕事を見つけたら自分を磨く(p237)