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“中心”の移り変わりから読む一気にわかる世界史

“中心”の移り変わりから読む一気にわかる世界史の写真

・現代の世界における繁栄の中心は、北アメリカ・西ヨーロッパ・日本とその周辺、という3か所となる、11億人(全体70億人)でGDPは全体の7割(p13、14)

・オイルランプの燃料は、地域によって異なるが、オリーブ油・菜種油等の植物油が中心、1900年代以降の電灯の時代になるまで、一般的な照明器具であった(p18)

・オリーブ油を取る機械をとくに大きく発達させたのは、今から2千数百年前の古代ギリシア人。重要な輸出産業で大きな利益をもたらした。そのベースとして、素材や道具としての金属器(青銅ではなく、鉄)の普及があった(p21、22)

・3500年頃前、今のトルコにあった、ヒッタイトという国で、製鉄の技術革新が進んだ。当初はヒッタイト限定であったが、3200年前頃から普及し始めた(p23)

・荷車、犂(すき)、帆かけ船、金属器、文字の使用、これら文明にとって「基本中の基本」というものは、メソポタミアや、その周辺のエジプトで始まった(p25)

・帝国とは、複数の異なる民族を征服・支配する国、のこと(p47)

・アレクサンドロスの帝国(紀元前300年代)は、ギリシアとペルシア帝国を足したようなもの(p58)
・西暦100年代のユーラシアは、西から順に、西ローマ帝国・パルティア(イラン)・クシャナ朝(中央アジアからインド北西部)・後漢(p67)

・700年頃までに、のイスラム帝国は、かつてのローマ帝国にも匹敵する超大国となり、世界の繁栄の中心はイスラムになる。(p72)

・イスラム教の、スンナ派(選挙による初期のカリフから、ウマイヤ朝へ引き継がれたカリフを認める)と、シーア派(認めない)は、アラブ人とペルシア人の対立も関わる(p73)

・騎馬は、本格的に行うには、高度な道具が必要な技術。安心して乗るには、「あぶみ」「くつわ」の馬具に、精密さや耐久性が求められる(p78)

・モンゴル人による発明はほとんどなかったが、モンゴル人を技術や知識で補佐した中国人やイスラムの人々が広い範囲を旅したことで、様々な技術が伝わった(p81)

・オスマン朝(トルコ)は、1400年代には東ローマ帝国を滅ぼし、1500年代にはエジプトのイスラム王朝を征服し、初期のイスラム帝国に匹敵するオスマン帝国となった(p82)

・ロシアでは、モンゴルに従属する地方政権だった、モスクワ大公国が、1400年代後半にモンゴル勢力を破って独立を回復した、1600年代にはそれを引き継ぐ、ロマノフ朝が成立した(p85)

・カトリックにはローマ教皇というトップがいて、各地の教会は、教皇を絶対権威と仰ぐ。東方正教にも、コンスタンチノープル総主教が存在するが、カトリックに比べて地域・国ごとに独立性が強い(p89)

・1500-1600年代は、オスマン帝国や明・清王朝が繁栄していた。スペインは多くの植民地を得たが、トータルな国力は小さかった。しかし、科学・技術・軍事力は世界の最先端となっていた(p95)

・1680年代のウィーン包囲では、オスマン帝国は大敗している。スペイン、イタリアが台頭した、1500-1700年頃までは、イスラムから欧州への過渡期(p96)

・1500年代ー1600年頃にかけては、イギリスは新興国、ベルギー・オランダは先進国であった(p100)

・1880年代に、アメリカの工業生産が世界に占める割合は29%で、イギリス(27%)を抜いて世界一位となった、1913年にはドイツ(16%)にも抜かれた(p111)

・2つの世界大戦をおおざっぱに言うと、ドイツという当時のナンバー2が、ナンバー1のイギリスに挑戦した。両方とも、イギリスにはアメリカという仲間がいた(p115)

・オスマン帝国は、一次大戦後に、イギリス・フランスにより多くの部分が占領された。アナトリアからオスマン朝の支配を終わらせる革命が起きて、1923年にはトルコ共和国が成立した(p119)

・1991年にソ連の体制は崩壊した、ロシア周辺のソ連を構成する国々は、ソ連から離脱していき、冷戦は終了した(p129)

・衰退しつつある繁栄の中心(1800年代の中国、オスマン帝国等)では、成功体験や伝統の積み重ねによる、社会の硬直化が起きている、その停滞を「周辺」からの革新が打ち破る、そして従来の中心は周辺になってしまう(p143)

・西ローマ帝国を滅ぼした「ゲルマン」と西ローマ帝国との関係は、今現在の世界で起きていることを考える参考になる、欧米とアラブ・イスラムの関係である(p151)

・1950年当時の世界で、GDPの最大はアメリカで27%、二位はソ連で10%、イギリスが7%、冷戦とは、2番手ソ連が、1番手アメリカとの戦いに敗れ崩れ去ったもの。これは、中国が未来の世界1番手を目指すために戦争という手段をとってはならないことを意味する(p160、162)

・鉄道ができたのは、蒸気機関などの機械の発明だけでなく、株式会社のような社会的な仕組みの発明も重要(p172)

・時代の変化で採算が取れなくなったが、社会に必要なサービスは、政府の仕事になる(p176)