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summary

学校では教えてくれない地政学の授業

学校では教えてくれない地政学の授業の写真

・地政学では、国際紛争を、国と国との縄張り争いと見る。そこには善も悪もない、あえて言えば全部悪である(p16)

・地政学っていうのは、お隣さん問題だから、隣に強い人がいると困る。アメリカにとっては、隣人のカナダ・メキシコは全く怖くない。だから有利であり、どこからも干渉されないので「島」である(p31)

・共和党支持者で、イギリスから渡った人たち、いわゆる「白人」(=個人の自立と一国主義)と、民主党支持者である、19世紀以降の新しい移民(イタリア、ユダヤ、ヒスパニック、、中国)がいる、彼らは福祉国家と国際協調を望む(p35)

・太平洋戦争とは、要するに、中国市場をめぐる戦いであった(p53)

・72年のニクソン訪中があって、日米安保体制は揺らいだ。沖縄返還に応じたのこの直後、中国の脅威が薄れて沖縄の地政学的価値が低くなった(p55)

・中国と喧嘩はやめようというのが、民主党・金融資本・銀行・国務省、中国と対決するのが、共和党・軍需産業・武器メーカ・国防総省(p62)

・純粋な漢民族の王朝は、漢・宋・明のみ、唐は鮮卑という北方民族(p64)

・中国の地政学的位置は、南(海)を上=進行方向を上にしたほうが分かりやすい。(p67)

・中国では、18世紀になって、モンゴル騎馬軍団が、清の鉄砲隊に負けてしまう(p74)

・社会主義を目指す毛沢東・共産党と、資本主義を目指す蒋介石・国民党は、ランドパワーとシーパワーの戦い(p83)

・ソ連が崩壊して喜んだのは中国であり、海洋進出はそこから始まった(p88)

・ヨーロッパ列強が怖がって日本に近づけなかったのが、鎖国で、重武装中立である(p111)

・徳川家と朝鮮の関係は良かった、それを倒した明治政府は最悪である(p114)

・バイカル湖以東の東シベリアの人口は600万人、中国は旧満州だけで1億人いる(p143)

・サウジアラビアもクウェートも独裁だが、「アラブの春」は起きず、親ロシア派政権だけ起きる、これは誰かが起こしているのだろう(p174)

・大陸からイギリスに攻め込んで成功した最後の例が、11世紀のノルマン・コンクエスト、それがいまのイギリス王室のもと(p188)

・イギリスから見て、第二次世界大戦は大失敗であった、ソ連の台頭を許した。同じシーパワーの日本と戦って、イギリスの植民地が戦争中にどんどん独立してしまった(p192)

・ISは、サイクス・ピコ協定で決まった国境を認めない、この国境をぶっ壊そうとしているのが目的(p204)

・イランイラク戦争では、アメリカがイラクのフセイン政権に武器を売りまくった、湾岸戦争ではアメリカがイラクをたたいた(p206)

・イラン人としては、敵のアラブの多数派に従いたくないので、あえて少数派のシーア派と組む。シーア派政権ができるとは、古代ペルシア帝国復活となる、イランもイラクも油田は、少数派のシーア派の場所にある(p223)

・トルコ語は日本語そっくり、「てにおは」とか語順が同じ、発音もほぼ一緒(p234)

・日本が西太平洋を守る役目、トルコは欧州を守る役目がある。トルコはNATO加盟国である。トルコはローマ字を使っている(p240)

・インドは国と思うと誤解する、多くの民族があり宗教がある、インドは世界、「インド世界」である。欧州という国がないのと同じ(p250)

・ソ連の援助で核武装したのがインド、インドが核武装すると困るのでパキスタンのバックに中国がついた(p263)

・独立のとき、インド独立軍を日本が助けている、インドから見ると日本は敵ではない(p265)
・歴史には、場所が深くかかわっている、そして国家の行動の理由も「場所」が明らかにする(p269)