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summary

日本人が教えたい新しい世界史

日本人が教えたい新しい世界史の写真

・歴史が成立する条件として、1)直進する時間の観念、2)時間を管理する技術、3)文字で記録をつくる技術、4)物事の因果関係の思想、がある(p14)

・本来の歴史とは、ある物事について、なぜそういうことが起こったのか、その前にどういうことがあったからそういう出来事が起こったのだ、という因果関係を明らかにしたいという動機によって書かれるもの(p18)

・世界中どこにでも歴史が生まれたわけではない一番の理由は、時間をきちんと計測して記録に残すということが、非常に高度な文明にしか誕生しなかったから(p27)

・長江文明は漢字を発明したけれど、漢字発明が発展したのは黄河の中流の洛陽盆地、そこでは多種多様な人間集団がやってきて商売をする、交易の十字路であったから(p31)

・古代4文明の中で、歴史が本当に書かれたのは、シナのみ。エジプトの遺跡にもファラオの話は記録されているが、国の歴史としては書かれていない。(p32)

・インドの文化は輪廻転生が非常に重要、六道輪廻といい、衆生(しゅうじょう、生きもの)には6種類あって、天(神々)、阿修羅(悪魔)、人間、畜生(動物)、餓鬼(幽霊)、地獄(p35)

・来世でどんな種類の生物に生まれ変わるかは、今生でどのような行為を積んだかによって決まる、これを「業」という(p36)

・世界には2つだけ、自前の歴史文化を持った文明がある、地中海文明とシナ文明(p54)

・ヘロドトスの書いた「 ヒストリアイ」の中のメッセージは、1)世界は変化するもので、その変化を語るのが歴史、2)世界の変化は政治勢力の対立・抗争により起こる、3)欧州とアジアは永遠に対立する2つの勢力である(p67)

・ユダヤ人をどう定義するかというと、ユダヤ人の母から生まれた子供は全員ユダヤ人(p86)

・話し言葉はみんな違っていたのを、漢字は意味を伝える文字だったので文字の形だけは1つにしたが読み方の統一はされなかった、日本人は漢字を輸入したが、もともと日本にあった言葉が、同じ意味を持つ漢字の訓読みとなり、輸入してきたときについてきた漢字の読み方が、音読みとなった(p99)

・秦が統一したのは紀元前221年なので、正しくは、シナ2200年である(p101)

・現代中国語の7割は、実は日本人が明治時代に英語やフランス語、ドイツ語から翻訳するときにつくった組み合わせか、古典にもあるけれど意味が違うもの。(p104)

・戦国7国はそれぞれ隣の国との境に土を固めて作った「長城」をつくっていた、統一した秦の始皇帝は内側の境界はこわしてしまったが、遊牧民の侵略を防ぐために、北方の長城だけは残してつないだのが、万里の長城である(p112)

・中国の統一は、秦(前221)、隋(589)、元(1276)、清(1644)がある、現在の中華人民共和国は1949(p129)

・毛沢東は、ピンインだけにする計画を持っていて、その前段階として、漢字を簡単な字にした。聞く分にはわかっても、その通りに発音できるかというと全員ができない。自分の発音とおりに書いたら、きちんとしたピンインが書けない、なので毛沢東はピンインの採用をあきらめた(p131)

・清朝では、満州、モンゴル、チベット、イスラム教徒、漢人地帯の5つがバラバラに統治されていた(p140)

・日本は菅原道真が遣唐使を廃止して以降は、ほとんど大陸とは正式な関係を持っていない、唯一の例外は室町幕府の足利義満が、日本国王と称して明の皇帝と勘合貿易をしたこと、正式の外交は1871年の、日清修好条規である(p173,174)

・7世紀末の天智天皇、天武天皇の直系の祖先からは、はっきりと男系で継承されていることが史料に残っている、1300年以上続いている(p184)