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定年後のお金 貯めるだけの人、上手に使って楽しめる人 (中公新書 2577)

定年後のお金 貯めるだけの人、上手に使って楽しめる人 (中公新書 2577)の写真

・男性でお金の使い方がわからない場合、サラリーマンの立場以外のことをやっておくとよい。会社員の自分の他に、自分の個性にあった「もう一人の自分」を創ることが大事(プロローグp3)

・お金は人の仕事を一律に並べて序列化できる強力な物差しであるとともに、人によっては同じ金額でもそこから得られる喜びやエネルギーが異なるという不思議なものである(プロローグp6)

・老後にいくら必要かは、支出である老後生活費をいくらに設定するか、公的年金と退職金を含めた貯蓄額および働いて得る収入の合計額がいくらに見積もるかによる。最も不確定なのは、自分が何歳まで生きるか(p20)

・充実した生活を継続するには、現役時代の仕事に代わる基本生活、毎日の活動が大切であり、そこから自分の楽しみを見つける(p23)

・将来に対する安心感は、将来も働き続けることや日常の生活を整えることから生まれる、頭でお金の計算をしているだけでは解決しない(p31)

・年収額から、所得税・社会保険料・住民税を差し引いた額が手取り額である、これが源泉徴収票に記載されている(p61)

・1997年より、共働き世帯数が男性雇用者と無行の妻から成る世帯数を上回っている(p69)

・バブルがはじけて大幅に不動産価格が暴落したのは、需要が落ち込んだのでもなく住宅供給が過剰になったためでもない、90年3月に出された大蔵省銀行局長から出された通達である。総量規制(不動産向け融資の伸び率を総支出の伸び率以下に)、3業種規制(不動産、建設、ノンバンク)に対する融資の実態報告を求める、であった(p81)

・資産の積み上げをしたいのであれば、無理な投資ではなく自ら働くことが懸命である(p113)

・実際にやるべきことは、財産増減一括表で自己の家系財産を時系列で把握する、そして無駄な固定費を見直す(p115)

・月50万円の収入の家計なら、300−600万円(1年分)の現預金を確保しておくべき、これは生活防衛資産である(p118)

・お金の観点から言えば、自己の裁量で自由にお金が使えるのは70代半ばまでと考える(p153)

・会社員は、50代前半の給与から、役職定年・定年・雇用延長終了時の3段階に分けて給与が減少すると考えておくべき(p157)

・趣味を自分の範囲内に留めるのではなく、人間関係を広げたり、わずかでもお金をもらい社会と繋がることを考慮に入れると良い(p199)

・元気に定年後を過ごしている数少ない人の特徴は、若い人たちに何らかのものを与えている、お金だけでなく知恵や過去の経験を若い世代に伝えている(p203)

・お金に振り回されないようにするには、主体的に活動してお金を使うこと。本当にやりたいことにお金を使うことが幸せにつながる(p217)

・自分が死ぬ時に、これだけ稼いだとか、これだけ残っていると誇る人はいない、自分の人生(旅)の満足度は、一度きりの人生に対して自分自身が納得できるかという自己評価に基づいている。これは俺がやったことだ、と言えることが一つでもあればいい(p218)