・そもそも働くということは、昔何をやっていたのか、何ができたのかは関係がなく、現在の能力と意欲、体力に応じてそれに相応しい仕事をするというのが世界の常識である(p26)健康寿命を伸ばす最も良い方法は、働くことである、そのためには定年を廃止すべきである。(p30)
・業務命令で社員を転勤させられるという考え方にあるありえない前提とは、1)社員が「飯・風呂・寝る」だけの生活をしており地域や社会との関わりは一切無い、2)相手が専業主婦で転勤を命じられたら黙ってついてくる(p49)
・極論すれば、人間は脳であり「せめてこれだけのことはやりきらなければ死んでも死にきれない」と思えば脳が指令を出して体を元気にする(p56)
・人生を無駄にしたければ、1)愚痴をいう、2)他人を妬む、3)誰かに評価してほしいと願う(p65)
・地球上の生命の歴史は40億年、私たちの直接の祖先であるホモサピエンスは20万年、あと10億年で地球上の生命の歴史も終わる、太陽が膨張して地球上の水が失われるから(p77)
・運はアドランダムにやってきて、そこに適応がうまくミートした時にチャンスが生まれる(p84)
・家族は友人や知人よりも遥かに長い時間を一緒に生活するので、家族のためを考えて、どんなことをしたら家族が喜ぶかを考えるのは当たり前の話である(p89)
・世の中で大きな変化が起きているので、個人としてもこれまでの経験の蓄積に頼らずに、新しい物事を勉強しチャレンジしていくことが大切である。「人・本・旅」による自己投資が非常に重要で、還暦からのお金の使い方としても適切である(p109)それにより、たくさんの出会いを作ることが大事、その中から運と適応により思いがけない世界が広がる可能性がある(p118)インプットした知識は、縦:時間軸、歴史軸、横:空間軸、世界軸、データ(エピソード:自分のみたい世界、よりもエビデンス)で整理して全体像を掴んでおく(p124)
・美味しい人生(教養)における食材は「知識」であり、上手に料理する力は「考える力」である、つまり、教養=知識x考える力である(p153)
・本を読む意味は単なる知識の獲得に止まらず、先人の思考のパターンや発想の型を学ぶことにある、料理のレシピと同じであり、先人の思考のプロセスの追体験である(p155)
・中国マーケットを米国が英国と競争する場合、ペリーは大西洋ルートでは勝てないと考えた、ニューヨークからロンドンへの船賃の分、コストが高くなるから。従って太平洋航路を開くしか無いと考えた(p167)
・スペインが国家破綻した理由は、1)カール5世は、マルチンルターの始めた宗教改革の弾圧のため宗教戦争を引き起こした、フランスとイタリアを中心に覇権争いをした、2)ユダヤ人追放令と、その延長にある「血の純潔規定=祖先にユダヤ人やイスラム教徒がいたらその人を社会の要職から締め出す」にあった、これにより早々に没落していった(p175)
・スペインから追い出された人を受け入れたのが、オスマン朝トルコであった、さらにユダヤ人を受け入れた他、コンスタンティノープルに本拠をおくキリスト教の東方教会も寛大に扱っている(p175)
・三つの鏡とは唐の第二代皇帝である「太宗」が意思決定の際に大事にしていたもの、1)銅の鏡、2)歴史の鏡、3)人の鏡である。銅の鏡で自分を映し、自分の心身の状態をチェックする、将来は予測できないので歴史の鏡で過去の出来事を学ぶ、人の鏡で部下の直言や諫言を受け入れる。これらによりより良い意思決定が行える(p240)