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summary

自然のしくみがわかる地理学入門 (角川ソフィア文庫)

自然のしくみがわかる地理学入門 (角川ソフィア文庫)の写真

・かつて日本には活火山・休火山・死火山という分類があった、それまで御嶽山は死火山と認識されていたが、2014年の噴火(水蒸気爆発)をきっかけにそのような分類が無意味であることが理解され、現在は活火山という言葉しか用いられない(p94)

・有名な断層としては、濃尾地震の震源となった岐阜県の根尾谷断層、北伊豆地震の震源となった丹那断層、兵庫県南部地震(阪神大震災)の震源となった野島断層などが有名である(p106)

・日本では平安時代にあたるころ、中国東北部から北朝鮮にかけて渤海という国があったが、926年に突然滅亡していてこれは白頭山の噴火が原因ではないかという説もある。ポンペイも西暦79年8月24日にヴェスビオ火山の噴火により消滅し1000年以上も埋もれたままで、18世紀から発掘が始まった(p111)

・温暖化すると南極の氷河は減少するように思えるがそう単純ではない、温暖化すると南極周辺の海水温が上昇して海からの蒸発量が増え、降水量(降雪量)が増加する。南極の氷河はむしろ拡大し氷は厚くなる(p166)

・寒い場所に生息する動物は体から奪われる熱量を減らす必要がある、体内での熱生産量は体重に比例し放熱量は体表面積に比例する、つまり体長が大きくなるにつれて体重あたりの体表面積は小さくなる。そのため寒冷地になるほど同種の動物を比較すると体が大きくなる(p180)

・なぜモンゴル民族がアジアからヨーロッパまで大移動できたかについては世界の植生帯が大きく関わっている、アジアからハンガリーまで草原(ステップ)回廊が続いていた、騎馬民族のモンゴル民族はその草原の回廊を通ってヨーロッパまで行けた、もし草原帯が途切れて森林になっていたら遠征はできなかったであろう。小氷河期に入った16−17世紀にはヨーロッパでは暖炉で燃やす薪が不足し羊毛の上着を十分に暖炉で乾燥させることができず、ノミが繁殖してヨーロッパにペストが大流行した。特に寒かったのは19世紀であり、諏訪神社の御神渡りの記録から、1812年12月26日に諏訪湖が全面結氷したことがわかっている(p186)