・アメリカは世界で一番多くの海底ケーブルを張り巡らせている、2番目がイギリスである。海を押さえれば情報を押させることができるから、データを管理できて必要に応じて盗み見もできる(p34)
・アメリカは戦争が終わる2年も3年も前から勝った後のことを考えていた、目標やそのための計画がなければどんなに強力な武器があっても、どんなに重要な情報を手に入れても、それらを使いこなすことはできない(p40)
・日本語は漢字の書き取りとか難しいが、話し言葉は他の言語と比べて簡単な方である、話すときの抑揚も使う音も少ない(p51)
・核兵器は、1)いつまでも潜っているための原子力潜水艦、2)海の中からミサイルを発射する力、3)潜水艦を隠すための深く、自分の縄張りにできる安全な海という3つを確保できて初めて最強のシステムになる。この強力なアイテムを完全に持っているのは、アメリカとロシアのみ(p65)中国には自分で自由にできる海がない、だから南シナ海を支配下におきたい(p67)
・国の位置がその国の外交の立場を決める、インド、ベトナムは中国にいいようにやられないようにアメリカと仲良くして対抗する(p84)
・1990年頃からチェチェン民族による独立運動が続いていた、プーチン大統領はまず軍隊を送って独立派を攻撃した、これが暴力による引き止めである。その上で、お金をたくさん注ぎ込んで地元の人々の生活をよくすることで運動を抑え込んだ、これが経済による引き止めである。その結果、今ではロシアから独立しようという動きはほとんどない(p105)
・選挙がある国は、負けるとは権力を失うだけであるが、選挙のない国では、負けるのは往々にして死を意味する。民主主義の利点は、暴動やギロチンがなくてもリーダーを代えられるということに尽きる(p112)
・国と国の付き合いで大切なのは信頼関係である、人間というのは常に自分の育った環境を標準として世界を見ようとする。これはクラスメート、友達、周りの人との付き合い方と同じである、一人一人のことをちゃんと見て、その人のことを分かろうと努力することが大事である(p116)
・今のオーストリア、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、チェコ、ウクライナ、といった国は、オーストリア・ハンガリー帝国の一部であった(p124)
・君主制と共和制に大きく分かれるが、王様がいるのが君主制、いない国が共和制である。(p138)国の中で外国に対して最も偉い立場で代表できる人を元首、という。王国では王様、共和国では大統領がその役を担っている。日本は天皇陛下が元首である。国の代表としての権威は天皇陛下が持っていて、政治の力は総理大臣が持っている。(p132)
・日本人が外国語を話さない大きな理由は、話す必要がなかったから。日本は人口1億人を超える豊かな国で、経済の大きさは世界で3位である。日本で商売が成り立つことが多い。(p141)
・シンガポールは民族間で争いが起きないように徹底的な手を打った、団地の中でもいろんな民族が一緒に住むようにして、ある民族だけしか住まない団地ができないようにした(p170)
・テロ戦法は強い国にとっては困りもので、最大の敵だが、弱い立場の人々にとっては有効な戦い方になっている(p188)
2023年3月2日読了