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知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? (角川新書)

知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? (角川新書)の写真

・アーリア人とは、インド・ヨーロッパ語族の諸言語を用いる人種の総称ですが、ナチス・ドイツはドイツ国民を「アーリア人種」の民族として賛美した。過去に、アーリア人大移動があり、アーリア人はヨーロッパから南下しながら、インド、イランのあたりへと枝分かれした。イラン人(ペルシャ語を話すペルシア人)は、自分たちはアーリア人だとし、アラビア語を喋るアラブ人とは違うという民族的誇りを持っている(p29)

・イエスはもともとユダヤ教徒だったのに、宗教改革をしようとしたことでユダヤ教徒のボスから殺された、そのイエスの正体と言行を記したものが新約聖書、それい対してユダヤ教の聖書はキリスト教徒からは旧約聖書と呼ばれるようになった。キリスト教徒にとっては、イエスが遣わされたことで、人間は神様との間に新しい契約を結んだので「新約」これに対して、それ以前に人間が神様との間に結んだ契約が「旧約」となる(p31)

・アメリカには福音派(エバンジェリカル)と言って、聖書に書いてあることは一言一句正しいと信じる人たちが、人口の4分の1もいる。進化論も信じないし、人間の祖先が猿と同じではないと否定し、学校で教えることを禁止していた州もあった、神はアダム(男)とイブ(女)を作ったので、男と女以外は存在しないと考えるので、」LGBTQはおかしい、同性婚は絶対に許せない(p33)

・ハマスがイスラエルを奇襲した途端、サウジアラビアはイスラエルとの国交正常化交渉を凍結した、そういう意味ではハマスの狙いは成功したと言える(p42)

・大統領選挙の鍵を握るのは、支持者の人口構成によって、民主・共和両党の支持率が拮抗する「接戦州」である、つまり、アリゾナ・ジョージア・ミシガン・ネバダ・ペンシルバニア・ウィスコンシン・ノースカロライナ州の7つである、ここで勝利するために候補者は接戦州に選挙活動を集中させる(p71)

・トランプは福音派の支持があって2016年の選挙に当選した、テルアビブにあった大使館をエルサレムに移したのもトランプ政権の時であった、ただしハマスの攻撃を受けてイスラエルが報復した際には、トランプはネタニヤフ首相を非難し、共和党内で反発が広がった、2020年の大統領選でバイデンが勝利した時、バイデンに祝意を表明したのを根に持っている(p75)

・カリフォルニア州の治安の悪化は深刻である、万引きによってドラッグストア、スーパーマーケットが次々と閉店している、950ドル以下の盗みは軽犯罪=ささっと釈放する、にしているので、万引きやり放題である。ウォルマートまでが中心部から撤退している(p88)

・ウクライナは歴史的にユダヤ系住民が多く住む地域である、西欧州で迫害されたユダヤ人は、バルト3国・ポーランド・ウクライナ・ロシアへ逃れた。迫害された側のゼレンスキー大統領がなせ、ネオナチ、になるのか。彼は、第二次世界大戦中にソ連から独立しようとして、ナチス・ドイツに協力した、ウクライナ民族解放運動の指導者「ステパン・バンデラ」を英雄視している、ソ連というナチス・ドイツとの共通の敵を倒すことでウクライナ独立を果たそうと考える人がいた、プーチン大統領に言わせると、ナチス・ドイツに協力したウクライナ人を称えているゼレンスキーがネオナチ、ということになる(p115)

・モルドバが独立しようとすると、そこに住んでいるロシア人たちはロシアに留まりたいと反乱を起こし自分たちも独立を宣言した、それをモルドバが許さず内戦となった。そこにロシア軍が介入し、モルドバの攻撃を防いだので、モルドバ側は渋々戦いをやめて今もその状態になっている。ドニエストル川の周辺のロシア人は、沿ドニエストル共和国という国家を宣言した、ウクライナとクリミアのケースとそっくりである(p121)

・ドイツはイスラエルに対して支援を続けてきた、ユダヤ人を応援することで、ドイツは世界で信頼されるようになった、社会全体でナチスの反省を共有する姿勢は徹底している(p128)

・今恋のハマスの蛮行は認められるものではないが、背景には絶望的なガザの現状(失業者5割、住民の8割が食糧援助受けている、子供の3割が栄養失調)があることも知る必要がある(p172)

・中国2位の不動産販売会社「恒大集団」はアメリカ国内で、アメリカ連邦破産法の適用を申請した、2016年には売上高で世界最大の企業に上り詰めた中国のシンボル的な企業である。これは破産ではない、この条文は外国企業がアメリカ国内に保有する資産を保全する手続きを取るためのもの。それを差し押さえられるのを防ごうという手続き。資産を取り上げられたら再建できないので、借金の返済を猶予してもらおうというものである(p201)

・台湾の選挙では民進党が1位であるが、得票率は前回より下がった(57→40%)二つの野党の得票率は60%なので、台湾の6割は中国共産党と仲良くやっていった方がいいという路線を支持した(p217)