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20歳の自分に教えたい地政学のきほん (SB新書)

20歳の自分に教えたい地政学のきほん (SB新書)の写真

・地政学の「地」は地理のこと、「政」は政治である。地理と政治が一緒になっている、つまり、それぞれの国が置かれている地理的な環境から国際情勢や歴史的な出来事を分析する学問、これが地政学である。地理的な条件によって、その国の政治・歴史・性格などがある程度決まってくると考える(p16)

・現代ではシーパワーの国の方が世界への影響力を持ちやすく世界覇権を握りやすいと言われる、海に面した国の方が世界では有利、海上貿易を活用できる利点がある。現在では約90%(重量ベース)を海上貿易を占める(p23)

・世界にはチョークポイント(この海域を押さえておけば世界の貿易に影響力を持てる)がある、パナマ運河・マゼラン・マラッカ・ホルムズ・ボスポラス・パブエルマンデブ海峡・喜望岬・スエズ運河・ジブラルタル・イギリス海峡)(p26)

・連邦と合衆国はほとんど意味は同じ、州は独立した国になれるが、多くの州が合体して連邦が作られる、大きな国に対抗するために。ただし州ごとに考え方、民族が異なるのでそれぞれの独自性を大事にして自治を認めて、連邦として纏まろうとしている(p34)イギリス国王を国家元首にしなくても加盟できるのがイギリス連邦で、56ヵ国もある(p62)

・自分から緩衝地帯になろうとしたのが、スイス・オーストリア・フィンランド・スウェーデンであり、東ドイツ・ポーランド・チェコスロバキア・ハンガリーはソ連から見れば緩衝地帯であった(p41)

・ウクライナがロシアの言うことを聞くようにしておきたい、ウクライナに影響力を持ち続けたいと言うことで、ウクライナ侵攻に踏み切った(p45)

・ウクライナは半導体を作るのに必要な、希少ガス(レアな種類のガス)の産出国で、世界の7割を占めている(p54)

・中国は北朝鮮が核開発を進めて、頻繁にミサイルを発射することに頭を痛めているが本気でやめさせようとしない。それは緩衝地帯として北朝鮮を存続させることが中国の利益になるから(p70)北朝鮮は密かに中国に石炭を売って外貨収入を得ている(p71)韓国は日本やアメリカから見ると緩衝地帯である(p134)

・首長と王様は実質的には同じだが、アラブ首長国連邦は、サウジアラビア王国に気を遣って呼び方を変えている(p84)

・1997年にイギリスが中国に帰したのは香港全域ではない、アヘン戦争(1842)で香港島が永久割譲、アロー戦争で九龍(1860)が永久割譲、そして1898年に九龍半島が99年間借り受けた、香港島には水がないので、ここも99年に変更した。イギリスのサッチャー首相は鄧小平と返還期限の延長を話し合ったが、結局、1997年に九龍・香港島を含めた香港全域の返還となった(p94)

・エチオピアは1936年にイタリアに占領されるまで、3000年間独立を保ってきたので、その強さにあやかって、他のアフリカの国もエチオピアの国旗の3つの色(赤、黄、緑)を参考にして国旗を作ったと言われている(p122)

・日本が他国からミサイル攻撃を受けたら、まず海上自衛隊のイージス艦がミサイルを発射して迎撃、撃ち漏らした場合は、陸上の高射隊(航空自衛隊所属)が、ペトリオットミサイルで迎撃(p161)

2023年5月17日読了